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虫歯予防 Q&A 6〜10

2016年2月 8日 14:46

こんにちは!副院長の穴澤です。

前回に引き続き今回も虫歯予防Q&Aの続きです。

それでは早速参りましょう。

Q6:なぜ、虫歯治療は何度も通わないといけないの? 1回で治してほしいんですが。

A6:何度も通わなければいけないのは、健康保険のルールで治療の回数が決められているからです。

――そうだったんですか!

 例えば虫歯治療をして、かぶせ物をする場合。1回目で神経を取り、薬を入れます。そして、その後3回ほど薬を入れ替えて、樹脂を詰め仮歯を入れ、最後にかぶせます。健康保険を適用する場合は、最低6回の通院が必要となります。

――では保険を使わなければ?

 自由診療(健康保険を適用しない治療。保険が適用されないぶん費用が高い)で行なえば、状態にもよりますが、神経を取って根管に樹脂を詰め、土台を作り、仮歯を入れるところまで基本的には1回ですませられます(そのかわり、診察時間は120分程度はかかります)。

Q7:虫歯のつめ物やかぶせ物は、やはり値段の高いもののほうが、いいの?

A7:保険治療で使われる銀歯には「パラジウム」という金属が入っています。パラジウムは金属アレルギーの原因になることがあり、人体に悪影響を及ぼす可能性があるといわれています(ちなみにドイツでは歯科医がパラジウムを使うことは法律で禁止されています)。ですから、詰め物やかぶせ物の材質を選択する前に金属アレルギー検査をすることをお勧めします。

 金属アレルギーの場合は、プラスチック素材のものもありますが、強度が弱いため割れたりすることが多いようです。

 保険外では、セラミックスという素材があり、これは金属アレルギーの心配がなく、色が白く硬さもあり、虫歯菌もつきにくいのですが、値段は高価になります。しかし、アレルギーの危険性や何度も詰め替えることを考えるとトータルで安くなるという判断もできます。

Q8:歯周病って何ですか?

A8:昔は「歯槽膿漏」と呼ばれることも多かったのですが、正式名称は「歯周炎」もしくは「歯周病」です。

 虫歯は「虫歯菌が歯を溶かす」のに対して、歯周病は「歯周病菌が歯を支えている周辺組織を壊して歯が抜けてしまう」病気です。悪化するとアゴの骨が溶けてしまう場合もあります。

――こわっ!

 虫歯で歯が抜けてしまうことはないので(歯が折れて抜けてしまう場合はある)、虫歯よりも歯周病のほうが怖い病気といえるでしょう。

 歯周病は、日本では慢性疾患で治らない病気だという医師も多いのですが、適切な治療をすれば、回復するケースもあります。

 例えば、口腔内の悪玉菌を取り除き、善玉菌を育成する「トータルヘルスプログラム」を行なうと、歯周病のない人と同じ状態までリセットすることができます。

 

Q9:虫歯や歯周病を放置したら?

A9:虫歯や歯周病を放置しておくと、症状が悪化するだけでなく、菌が血管の中に入り全身に悪影響を及ぼす場合があるんです。

 例えば、日本人の死因の4位は肺炎で、その多くが誤嚥性肺炎ですが、原因のひとつは歯周病菌などが胃液や唾液とともに気管や肺の中に入ってしまうこと。

――虫歯や歯周病菌で死ぬこともあると!

 さらに、最近ではガンや脳梗塞、認知症にも歯周病菌が関与していることが指摘されています。歯周病菌が血管内に入ると敗血症を起こすこともまれにあります。

Q10:虫歯や歯周病以外で歯が痛くなることは?

A10: 歯周病以外でも「TCH(トゥースコンタクティングハビット/上下歯列接触癖)」や「歯のくいしばり」や「歯ぎしり」で歯が痛むことがあります。

 通常、上下の歯は触れた状態ではありません。上下の歯が当たるのは、食事時の10から20分程度で、1日でもトータル1時間程度。しかし、ストレスなどから上下の歯をずっと食いしばって仕事をしていると、それが原因で歯痛や頭痛を起こします。

 また、昼間のストレスを発散するため、夜間に歯ぎしりをします。例えば、ストレスがたまると胃液が出すぎて胃が痛むことがありますが、口を動かす筋肉も内臓と同じようにストレスに反応して歯ぎしりを起こすんです。

 

以上今回はQ6〜10までをお届けました。次回もお楽しみに!!