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つじむら歯科医院  歯科コラムつじむら歯科医院 歯科コラム

歯の根の治療に関して

2016年10月14日 09:49

こんにちは!

副院長の穴澤です。

今回は少しややこしい「歯の根の治療」について簡単に取り上げていきたいと思います^ ^

 

歯科医院で治療した人が「今日、虫歯大きくて神経とったよ~」なんて言っているのを聞いたことがあると思います。この治療のことを「抜髄」と呼び、この治療は「歯髄」といわれる歯の核となっている部分を治療するものです。

 

「歯髄」とは歯の足の部分である歯根の中核の根管を通っており、この中には神経は勿論のこと他にも血管などが含まれ、歯に栄養を送る役割を担う重要な器官です。

 

「歯髄」が無くなるということは歯への栄養供給がストップするということになり歯の寿命は短くなってしまいます。

健康に歯髄が残っている歯を「有髄歯」根管治療を受け歯髄が無くなった歯を「無髄歯」といいます。「無髄歯」は栄養供給源が絶たれるため歯自体の性質は脆くなってしまいます。

 

「無髄歯」に根の病気で再発して根の治療を行うことを「感染根管治療」と呼びます。また根の治療のことを総称して「根管治療」といい、まとめると

「有髄歯」の時は「抜髄」

「無髄歯」のときは「感染根管治療」

となるわけです。

厳密に行なっている治療はまったく変わって来ますので、似て非なるものということですね。

治療経過に戻りますが、根の中が綺麗になったあとは「根管充填」という治療に進み歯髄のあった管の中を「ガッタパーチャ」と呼ばれる樹脂で封鎖して行く治療に進みます。

そしてその後土台を立てて歯を人工物により再構成していきます。

また現在当医院では根の治療をより正確に精密に行う「T.E.S」と呼ばれる

精密根管治療も行っています。これは特殊な器具や薬品、さらには顕微鏡などを用いることによって従来よりも高品質の根の治療が提供できる仕組みとなっております

この時脆くなった歯質を補うため根管にポストをたて、俗に言われる「さし歯」の状態にします。このポスト部分を土台にしてその上から被せものをして治療が終了になります。

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ただ,,ここで1つリスクがあります。最近は土台の過度な負担によって「歯根破折」と言われる症状が増えてきています。これは文字通り歯根が割れてしまうというもので土台によって引き起こされたほとんどの歯根破折は抜歯を余儀なくされてしまいます。

 

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↑左の歯に黒い縦線が見えるところが、破折線です

これを防止するために現在は上質なファイバーポストと呼ばれるものを使って「力の分散」を行い、破折リスクの軽減をすることが重要であると考えています。

本日はややこしい歯の根の治療について取り上げてみましたが、

お分りいただけましたでしょうか?

それではまたの機会にお会いしましょう

つじむら歯科医院

副院長 穴澤順之進