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静かに忍び寄る「歯周病」

2017年8月 7日 09:46

みなさんこんにちは 

医療法人社団つじむら歯科医院 理事長の辻村傑(ツジムラ スグロ)です。

 

日本人の死因の第4位は「肺炎」です。そしてその多くが「誤嚥性肺炎」なのですが、この誤嚥性肺炎は、単に食べ物や飲み物が誤って肺に入ってしまうことではありません。

誤嚥性肺炎は、実は胃液や唾液とともに『歯周病菌が、気管や肺に流れ込んでしまうこと』が主な原因なのです。

 歯周病菌は、全身をむしばみ、死に直結するさまざまな怖い病気の原因菌でもあるのです。

これ以上はさらに複雑で専門的な分野にまで広がってしまいますが、現代病において大きな問題にもなっている「ガン」「脳梗塞」「認知症」といった病気においても、歯周病菌が大きく関与しているということが、さまざまな研究によって明らかになってきています。

 つまり、口の中だけのささいな病気と思われがちな「歯周病」は、悪魔のように人の命にしのび寄る恐ろしい病気なのです。たかだが口の中で生じたちょっとした不調が、健康面において取り返しのつかない事態を誘発してしまう病気であるということを、まずはしっかり認識してほしいと思います。

 年をとってから、心臓疾患や動脈硬化などで亡くなった方の中には、その病気の原因が実は歯周病菌だった、という可能性は大いにあるのです。

 一方、一生のうち亡くなるまでの間にまったく歯周病に感染しないという人もいます。歯磨きをしないのに虫歯にも歯周病にもならない、という人は確かに存在します。

 北欧の場合はというと、虫歯にも歯周病にもならないという人の割合はかなり高く、6~7割という高い割合で存在します。日本ではそのような人はごくわずかで、約8割の人が歯周病に感染していると言われています。

 

辻村 傑

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