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歯周病は本当に治らない???

2017年9月11日 12:00

みなさんこんにちは 

医療法人社団つじむら歯科医院 理事長の辻村傑(ツジムラ スグロ)です。

患者さんが他の歯科医院へ行くと、「歯周病ですね。歯周病は一度患うと治らないので、歯磨きをきちんとしてこれ以上悪くならないように気をつけてください」と言われてしまう、といった話をよく聞きます。

それが一般的な歯科医院の認識であって、決して手を抜いているわけではないと思います。そういう意味では、当院が少々変わったスタイルの医院なのかもしれません。

よく他の歯科医院の先生から「なぜそこまでこだわってやるのですか」「なぜ保険で行わずに自由診療でやるのですか」と聞かれます。辻村のやっていることはよく理解できない、という方がほとんどなのではないでしょうか。

これまで述べてきたように、日本は保険制度というシステムをベースにした歯科医療を中心に動いているので、制度から外れたことをすると、なかなか理解されないのだと思います。

一般の歯科医師の方が「残念ですが治らないですね、生涯歯周病とうまく付き合っていく必要がありますよ」とおっしゃるのと同様に、歯周病学会なども「定期的に治療しましょう」と提唱しています。これは「サポーティブペリオセラピー(SPT)」という考え方なのですが、「歯周病の"進行を止めるようにサポート、支援"しましょう」という管理の仕方なのです。「歯周病が治らない人たちを、継続的にフォローアップしていきましょう」というわけです。そのため、日本では、歯周病に罹ってしまったら定期的に歯科医院に行って、場合によってはカリカリと歯周ポケットを削ってもらいましょう、という治療法がベースになってしまっているのです。

また「しっかり歯磨きを頑張って、歯磨きで歯周病をコントロールしましょう」と言われても、毎回歯磨きに長い時間をかけられる人は少ないでしょう。私自身、せいぜい1回5分程度です。北欧の人たちは、国民平均で1日0.9回程度しか磨いてないのに、それでも虫歯と歯周病はきちんとコントロールできているのですから、歯磨きだけで歯周病の進行を防ぎましょう、という考えかたは少々ナンセンスです。

私は長年にわたり、歯周病の研究を行ってきました。私よりも歯周病に関する知識を持っている先生は他にもたくさんいらっしゃいます。

しかし、一番のネックはやはり「保険診療」なのです。

日本の歯科医院は、なかなかこの枠から飛び出すことができません。保険を請求するためにはルールが決まっていて、例えば初診のときに何か病名をつけないと保険でレントゲンが撮れません。普通に考えれば「病名をつけるために」レントゲンを撮るはずなのに、日本の場合は歯周病という病名がつかないと保険でレントゲンが撮れないのです。これは非常におかしなルールです。

このように、日本の保険制度においては、レントゲンひとつ取り上げても、現場への配慮が欠けるルールや制度がたくさん見受けられます。そういった壁やしがらみにとらわれず、患者さんのためを第一に考えて、私は当院のスタッフとともに、歯周病、歯周病菌と闘い続けてきました。その形が、私が研究開発した世界的に類をみない根本的歯周病治療、

THP「トータルヘルスプログラム」なのです。

 辻村 傑

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