コラム

2025.11.12

インビザライン矯正で痛みはある?装着時・調整中の違和感と対処法

インビザライン矯正で痛みはある?装着時・調整中の違和感と対処法

「矯正は痛いのでは?」と不安に感じる方は少なくありません。インビザライン矯正でも、装着直後の締めつけ感や一時的な違和感は起こりえますが、多くは歯が計画どおりに動いているサインで、工夫次第で軽減できます。
本記事では、インビザライン矯正で感じやすい痛み・違和感の正体、出やすいタイミング、日常でできる対処法までをやさしく解説します。安心して治療を続けるためのポイントをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

1.インビザライン矯正の痛みはどんなもの?

「インビザライン矯正は痛いのでは?」という不安は、多くの方が感じる疑問です。確かに歯を動かす治療である以上、多少の違和感や痛みはありますが、計画どおりに動いている可能性が高い反応です。ここでは、痛みの正体とその感じ方、そして安心して治療を続けるためのポイントを紹介します。

歯が動くときに感じる自然な圧力

インビザラインの痛みは、歯を動かす際に生じる「生理的な圧力」です。マウスピース(アライナー)は、今の歯並びよりも少しだけ整った形で設計されています。そのため、装着すると歯がその位置に合わせて少しずつ移動しようとし、数日間は「締めつけ感」や「じんわりとした痛み」を感じます。
この痛みは、歯の根や骨がゆっくり動くことで起こるもので、ワイヤー矯正のように金属が頬や唇に当たって痛むことはありません。なめらかなプラスチック素材のアライナーは、口内炎や傷のリスクを抑えながら、やさしく歯を動かします。多くの人が「違和感はあるけれど耐えられる程度」と感じ、多くの方で大きな支障は出にくい傾向があります(個人差があります)。

痛みを感じやすいタイミングとは?

インビザラインが「痛い」と感じやすいのは、新しいマウスピースに交換した直後です。アライナーは段階ごとに形が微妙に異なり、歯を少しずつ新しい位置へ導くように作られています。そのため、交換直後は歯に新しい圧力がかかり、1〜3日ほど軽い痛みを感じることがあります。
また、特定の歯だけを集中的に動かしているステップでは、その部分に力が集中するため「一部だけ押されるような痛み」を感じることもあります。さらに、歯が動くことで噛み合わせが一時的に変わり、「噛むと違和感がある」と感じる人もいます。これらはすべて歯が順調に動いているサインであり、数日で落ち着く一時的なものです。

痛みをやわらげるための工夫と心がけ

痛みを最小限にするには、まず装着時間を守ることが大切です。1日20〜22時間しっかり装着することで、歯が新しい位置にスムーズに順応し、再装着時の違和感も少なくなります。もし痛みが気になるときは、冷たい水で口をすすいだり、保冷剤を頬の外から軽く当てるのも効果的です。
それでも痛みが1週間以上続く、または片側だけ強い場合は、アライナーが正しくフィットしていない可能性があります。その際は無理をせず、歯科医師に相談しましょう。調整や再作製で改善できることが多いです。
インビザラインの痛みは、歯が確実に動いているサインでもあります。痛みを恐れるのではなく、「変化している証拠」と前向きに捉えることが、快適な矯正生活を送る第一歩です。

まずはお気軽にご相談ください

 

2.装着初日によくある「締めつけ感」とは?

インビザラインを装着した初日は、多くの人が「少し痛い」「締めつけられる感じがする」と感じます。これは異常ではなく、歯が正しい方向へ動き始めたサインです。ここでは、初日の感覚の正体と、慣れるまでの過ごし方、安心して続けるためのポイントを解説します。

初日に感じる違和感の正体

インビザラインのマウスピースは、歯を少しずつ理想の位置へ導くように設計されています。そのため、装着初日は歯が「押されている」「浮くような感覚」を覚えることがあります。これは歯が動き始めた自然な反応で、痛みというよりも圧力に近い感覚です。
特に最初の数時間は、歯ぐきの奥や歯の付け根付近に軽い刺激を感じることがありますが、これは体が新しい力に慣れる過程です。ワイヤー矯正のように金属が当たって口の中が痛むことはなく、表面がなめらかなアライナーが歯列全体を包み込むように力をかけます。装置は粘膜を傷つけにくい設計ですが、まれにトラブルが生じることがあります。多くの方が2〜3日ほどで締めつけ感に慣れ、装着の違和感が軽くなったと感じています。

慣れるまでの期間と過ごし方

インビザライン矯正を始めて間もない時期は、食事や会話の際に「装着中に違和感がある」「外すときに少し痛い」と感じることがあります。これは歯の移動がスムーズに進んでいる証拠で、通常は数日以内に和らいでいきます。
慣れるまでの間は、無理に噛みしめないことが大切です。固いものを食べると歯に負担がかかり、痛みを強く感じることがあるため、やわらかい食事を選びましょう。また、冷たい水で口をすすいだり、ゆっくり着脱することで、装着時の刺激を減らすことができます。
最初の数日は、「歯が動いている証拠」と前向きに受け止め、焦らず慣らしていく姿勢が安心につながります。

初期の痛みを和らげる工夫

装着初日に「インビザラインが痛い」と感じる場合でも、ほとんどは軽度で一時的なものです。鎮痛薬の使用は医師・薬剤師の指示に従って短期的に検討してください。また、マウスピースを装着する際に、アライナーチューイーと呼ばれる柔らかい咬み込み用の補助具を使うのもおすすめです。しっかり咬み込むことでアライナーが正しくフィットし、余分な浮き上がりによる痛みを防ぐことができます。
どうしても痛みが強い場合や、特定の部位だけが当たるような場合は、我慢せず歯科医院へ相談しましょう。微調整や研磨で違和感が軽減することが多いです。

より詳しい治療内容や設備については、つじむら歯科医院の「インビザライン」ページをご参照ください。

3.痛みが出やすいタイミングと原因を知る

インビザライン矯正では、痛みを感じやすい時期やタイミングがあります。これは異常ではなく、歯が正しい位置に動いているサインです。ここでは、痛みが出やすい場面やその理由を知り、前向きに治療を続けるためのポイントを紹介します。

マウスピースを交換した直後

インビザライン矯正で最も痛みを感じやすいのは、新しいマウスピースに交換した直後です。アライナーは、現在の歯並びよりも少し整った形に作られており、装着すると歯がその形に合わせて動こうとします。そのため、交換してから2〜3日ほどは「押されるような痛み」や「締めつけ感」が出やすくなります。
これは、歯が新しい位置に順応している証拠です。多くは数日以内に軽減しますが、1週間以上続く場合はご相談ください。もし痛みが強い場合でも、冷たい水で口をゆすいだり、装着時間を守って慣らしていくことで自然と落ち着いていきます。重要なのは、痛みを理由に装着時間を減らさないことです。外している時間が長いほど歯が戻りやすくなり、再装着時に再び痛みが強く出てしまうからです。

歯の移動が集中しているステップ

アライナーは段階的に歯を動かしていくため、全ての歯が均等に動くわけではありません。あるステップでは前歯を中心に、次の段階では奥歯を中心に、といったように、部分的に力が集中することがあります。このときに「一部の歯だけ痛い」「噛むと響く感じがする」と感じるのはよくあることです。
こうした局所的な痛みは、歯がしっかりと動いているサインです。特定の歯に負担がかかるステップを経ることで、全体のバランスが整い、最終的にきれいな歯並びへ導かれます。どうしても気になる場合は、その部位だけ軽くマッサージしたり、温かい飲み物で血流を促すのもおすすめです。強い痛みや腫れがある場合は温めず、まず冷却を優先してください。痛みをやわらげながらも、自然な歯の動きをサポートできます。

4.我慢しすぎない!痛みをやわらげる方法

インビザライン矯正で感じる痛みは、歯が確実に動いているサインです。しかし、我慢しすぎると生活の質を下げてしまうこともあります。ここでは、無理なく快適に治療を続けるために知っておきたい「痛みをやわらげる方法」とセルフケアのポイントを紹介します。

冷却と温熱でバランスよくケアする

マウスピースを交換した直後など、「インビザラインが痛い」と感じるときは、まず冷やすケアが効果的です。冷たい水で口をゆすいだり、保冷剤を頬の外側から軽く当てると、炎症を鎮め、歯ぐきの腫れや圧迫感をやわらげることができます。
一方、痛みが落ち着いたあとに重だるさが残る場合は、強い痛みや腫れがある時は温めず、まず冷却を。落ち着いてから温かい飲み物でリラックスするのがおすすめです。冷やしすぎると循環が悪くなるため、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
ただし、長時間冷やしたり、強く押し当てるのは逆効果になることがあります。あくまで短時間・やさしく行うのがコツです。

装着時間と食生活を見直す

痛みを軽くするためには、装着時間をきちんと守ることが最も重要です。1日20〜22時間を目安に装着することで、歯がスムーズに動き、痛みも一定のリズムで落ち着いていきます。外す時間が長いと歯が元の位置に戻ろうとし、再装着時に再び強い痛みを感じることがあるため注意しましょう。
また、食事内容も痛みを左右します。硬い食べ物や粘着性のあるものは避け、スープやおかゆなどやわらかい食事を選ぶことで、歯への負担を減らせます。アライナーを外した状態でも、噛み合わせの変化による刺激を感じることがあるため、しばらくは軽めの食感を意識すると安心です。

適切なサポートアイテムを活用する

痛みの軽減には、補助アイテムの利用も効果的です。特におすすめなのがアライナーチューイーと呼ばれる柔らかいシリコン製の咬み込み補助具です。これを使って数回軽く噛むことで、マウスピースが歯にしっかり密着し、余分な浮き上がりや圧の偏りを防ぐことができます。結果的に、痛みや違和感の軽減につながります。
また、歯科医師の指導のもとで一時的に市販の鎮痛剤を使用するのも一つの方法です。無理に我慢するより、正しい方法でコントロールしたほうが矯正生活を快適に保てます。
もし痛みが長引く、もしくは片側だけ強い場合は、アライナーの適合に問題がある可能性もあります。その際は、自己判断で中断せず、必ず歯科医院に相談しましょう。

噛み合わせの変化による一時的な違和感

歯が動く過程では、噛み合わせのバランスも少しずつ変化していきます。そのため、「奥歯が当たりにくい」「噛むと違和感がある」といった状態になることがあります。これは歯列全体が新しいポジションに向かって移動している途中で起こる一時的な現象です。
インビザラインの特徴は、この噛み合わせ変化を少しずつ調整しながら行える点にあります。歯が移動するたびに、アライナーの形状が微調整され、理想的な位置に近づく設計になっています。痛みや違和感が強いときは、柔らかい食事を選び、無理に噛みしめないようにすることが大切です。数日経つと自然に慣れ、違和感も軽減していきます。

5.痛みと違和感を区別しよう

インビザライン矯正中に「痛い」と感じても、すべてが異常というわけではありません。多くの場合は歯が動く正常な反応であり、危険なサインとは限りません。ここでは、通常の痛みと注意が必要な痛みの違いを整理し、正しい判断と対処法を紹介します。

正常な痛みは歯が動くサイン

インビザラインの装着初期や交換直後に感じる痛みは、歯が理想の位置へ移動している証拠です。歯を支える骨が少しずつ変化し、歯がその方向へ動く際に圧力がかかることで一時的に痛みが生じます。この痛みは2〜3日ほどで軽減し、通常は自然に消えていきます。
痛みの質としては「締めつけられるような感覚」「じんわり押される感じ」が多く、食事や会話に支障をきたすほどではありません。また、マウスピースの表面はなめらかに加工されており、金属矯正のような口内炎や頬の擦れが起こりにくいのも特徴です。こうした痛みは成長痛のようなもので、矯正の順調な進行を示しています。

注意すべき異常な痛みとは?

一方で、次のような痛みがある場合は注意が必要です。まず、片側だけ強く痛む、1週間以上続く、歯ぐきや頬が腫れているといった症状があるときは、アライナーの適合や噛み合わせに問題がある可能性があります。
また、マウスピースの縁が歯ぐきに強く当たって出血する場合や、顎関節に違和感が出る場合も早めの相談が必要です。これらはアライナーが歯列に正確にフィットしていない、または過度な力がかかっているサインかもしれません。放置すると歯ぐきの炎症や噛み合わせのズレにつながるおそれがあります。
「いつもの違和感」と思い込みすぎず、少しでも不自然な痛みを感じたら、自己判断せず歯科医師に確認しましょう。

違和感との上手な付き合い方

矯正治療では、軽い違和感が日常になることがあります。たとえば、歯を噛みしめたときの浮く感じ、マウスピースの着脱時の軽い引っ張り感、発音の変化などです。これらは体が新しい歯列に慣れていく過程で起こる自然な変化です。
違和感が強く感じるときは、焦らず深呼吸して力を抜くことも大切です。無意識の食いしばりが痛みを悪化させることがあるため、就寝前や集中作業中に顎の緊張を意識的にほぐしましょう。
また、アライナーチューイーを正しく使用して装着を安定させると、歯への圧力が均等にかかり、痛みや違和感が軽減します。体が変化に慣れるまでの一時的なものと理解して、前向きに続けていくことが安心への近道です。

6.食事中・着脱時に感じる不快感を軽減するコツ

インビザライン矯正では、食事やマウスピースの着脱時に違和感を覚えることがあります。これも歯が動いている証拠ですが、少しの工夫で快適に過ごすことができます。ここでは、痛みを最小限に抑えながら日常生活をスムーズに送るためのポイントを紹介します。

食事のときは「歯にやさしい食材」を選ぶ

インビザラインのマウスピースは、食事中に外すのが基本です。そのため、外した直後の歯は一時的に敏感になり、硬い食べ物を噛むと「ズキッ」とした痛みを感じることがあります。特に新しいアライナーを装着した直後は、歯が動き始めている時期のため注意が必要です。
この時期におすすめなのは、スープやシチュー、リゾット、煮込み料理などやわらかい食材中心のメニューです。熱すぎる料理も避け、温かく消化の良いものを選ぶことで、歯ぐきや歯の根への刺激を抑えられます。
また、食後は必ず歯みがきとマウスピースの洗浄を行いましょう。清潔を保つことで炎症のリスクを減らし、結果的に「痛みを感じにくい口内環境」を保つことができます。

インビザライン中の食事制限について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

着脱のコツを覚えて不快感を減らす

マウスピースを外すときに「歯が引っ張られるようで痛い」と感じる方もいます。これはアライナーが歯にしっかりフィットしている証拠ですが、力任せに外そうとすると歯や装置を痛めることがあります。
外すときは、奥歯の内側からゆっくり浮かせるように指を使い、左右交互に少しずつ外すのがポイントです。破損や痛みにつながることがあるため、奥歯側から少しずつ外す方法を推奨します。
着けるときは、アライナーチューイーを軽く噛みしめて密着させることで、装着直後の違和感を減らせます。慣れてくると、着脱にかかる時間も短くなり、外す際の不快感もほとんど感じなくなるでしょう。

装着中の不快感を防ぐお手入れ習慣

インビザラインを快適に続けるためには、お手入れの丁寧さが大きなカギになります。食事や間食のたびに水で軽くすすぐだけでも、汚れの蓄積や臭いの原因を防ぐことができます。マウスピースを清潔に保つことで、装着中の異臭やざらつきが減り、口の中のストレスも軽減します。
さらに、定期的に専用クリーナーや中性洗剤を使って洗うことで、透明感を保ちながら長く衛生的に使用できます。マウスピースが清潔だと、唇や歯ぐきに当たる感触もなめらかになり、細かな不快感を感じにくくなります。
「痛みを我慢する」のではなく、「快適に続ける工夫を取り入れる」ことが、インビザライン矯正を無理なく続けるコツです。

7.インビザラインが「痛い」と感じにくい理由

「インビザラインは痛くないって本当?」という声をよく耳にします。もちろん多少の違和感はありますが、従来のワイヤー矯正と比べて、痛みを感じにくい構造になっています。ここでは、なぜインビザラインがやさしい矯正治療といわれるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

やわらかい圧力で歯を動かす設計

インビザラインが「痛い」と感じにくい最大の理由は、歯を動かす力のかけ方にあります。ワイヤー矯正では金属の力で一気に歯を動かすため、調整後にズキズキした痛みが出やすい傾向があります。一方、インビザラインは、アライナー(マウスピース)がごく少量ずつ段階的に歯を動かす設計です。力が分散されるため、痛みが緩やかです。
また、素材には弾力性のある独自のプラスチック(弾力性のある樹脂素材を用い、粘膜になじみやすい設計です。)が使用されており、歯ぐきや粘膜にやさしくフィットします。これにより「締めつけられる感じ」はあっても、強い痛みや炎症は起こりにくいとされていますが、個人差があります。

段階的なステップ移行で慣れやすい

インビザラインでは、約1〜2週間ごとに新しいマウスピースへ交換します。これは、歯が少しずつ理想の位置に近づいていく「ステップ制」の治療法であり、急激な移動がないため体への負担も軽減されます。
ワイヤー矯正のように「次の調整後に痛みが増す」という波が少なく、常に緩やかに動かしていく点が特徴です。そのため、痛みのピークも小さく、ほとんどの方が「数日で慣れてしまった」と感じます。
さらに、アライナーの設計が高精度なため、歯の動きが予測通りに進みやすく、予期せぬ方向に力が加わることがありません。計画的でコントロールされた力が加わることで、痛みを最小限に抑えたまま効果的な矯正が可能になります。

口内への刺激が少ない構造

インビザラインのもうひとつの大きな利点は、装置による摩擦や傷が起きにくいことです。ワイヤーやブラケットを使う矯正では、金属が頬の内側や唇に当たり、口内炎や擦り傷ができやすい傾向があります。インビザラインは透明で滑らかなアライナーが歯全体を包み込むため、粘膜への刺激が極めて少なく、物理的な痛みをほとんど感じません。
さらに、装置を外して歯みがきや食事ができるため、口の中を清潔に保ちやすく、炎症が起こりにくいという点も快適さを支えています。結果として、痛みの原因となる「細菌性のトラブル」も抑えられ、より穏やかな矯正生活を送ることができます。

さまざまな症例の矯正治療実績を掲載中です。

8.痛みが少ないだけじゃない!インビザラインの快適性

インビザライン矯正は「痛くない矯正」として知られていますが、魅力はそれだけではありません。見た目の自然さや取り外しのしやすさなど、日常生活に溶け込みやすい快適さが多くの患者さんに支持されています。ここでは、痛みが少ないこと以外に感じられるインビザラインの利点を紹介します。

目立たず自然な見た目で続けやすい

インビザラインの大きな特徴のひとつが、透明で目立たない装置であることです。会話中や仕事・学校などでも、装着していることをほとんど気づかれません。ワイヤー矯正のように「見た目が気になる」「話しづらい」といったストレスが少ないため、精神的な負担も軽減されます。
また、装置が薄く滑らかにできているため、口内に引っかかりがなく自然に発音できるのも特徴です。矯正治療中も人前に立つ仕事や接客業をしている方にとって、見た目と快適さを両立できるのは大きなメリットといえるでしょう。

取り外し可能で衛生的に保てる

もうひとつの快適性のポイントは、自由に取り外しができることです。インビザラインは食事や歯みがきの際にマウスピースを外せるため、食べものが装置に詰まる心配がなく、従来の矯正に比べて清潔を保ちやすいのが特徴です。
ブラケット矯正では磨き残しが虫歯や歯周病の原因になることがありますが、インビザラインなら普段どおり歯ブラシやフロスを使えるため、口内環境を健康に保ちながら治療を進められます。
また、外している間にマウスピースを専用クリーナーや中性洗剤で洗えるため、装置自体の清潔も維持できます。清潔な状態を保つことは、痛みや炎症の予防にもつながる重要なポイントです。

生活リズムに合わせやすくストレスが少ない

インビザラインは装着時間さえ守れば、ライフスタイルに柔軟に合わせられる点も魅力です。食事中や大切なイベントのときは外して過ごせるため、「装置を気にせず笑える」「好きなものを食べられる」という自由さがあります。
さらに、定期的な通院の間隔もワイヤー矯正より長めに設定できるため、忙しい社会人や学生にも続けやすい治療方法です。治療中に痛みが出にくいだけでなく、通院のストレスや日常の不便さを減らすことができるのも、インビザラインが選ばれる理由のひとつです。
こうした生活に溶け込む矯正こそが、痛みの少なさと並んで患者さんに安心感を与える大きなポイントといえるでしょう。

インビザラインについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

9.痛みを減らすためにできる日常ケア

インビザライン矯正の痛みは、一時的であり工夫次第で大きく軽減できます。毎日のケアを少し意識するだけで、歯ぐきや歯への負担を和らげ、快適に治療を続けることが可能です。ここでは、痛みを減らすために意識しておきたい3つのセルフケア習慣を紹介します。

正しい歯みがきで炎症を防ぐ

矯正中に最も大切なのは、清潔な口内環境を保つことです。マウスピースを長時間装着するため、歯垢や食べかすが残っていると細菌が繁殖しやすく、歯ぐきが腫れて痛みの原因になることがあります。
歯みがきの際は、歯と歯ぐきの境目をやさしく磨くことを意識しましょう。力を入れすぎると歯肉を傷つけて逆効果になるため、柔らかめの歯ブラシで細かく動かすのがポイントです。
また、フロスや歯間ブラシを取り入れることで、通常のブラッシングでは届かない細部の汚れを落とせます。仕上げに洗口液を使うと殺菌効果が高まり、口内トラブルを防ぐのにも役立ちます。

装着時間を守り、規則的なリズムをつくる

インビザラインの痛みを抑えるうえで欠かせないのが、装着時間の管理です。1日20〜22時間の装着を守ることで、歯が計画的に動き、痛みの出るタイミングを一定に保てます。
反対に、装着時間が短いと歯が元の位置に戻ろうとして、再装着時に再び「強い痛み」を感じることがあります。外している時間が長いほど、歯とマウスピースの間にズレが生じるため注意が必要です。
また、寝る前や朝起きたときに必ずアライナーの装着状態を確認することで、装着忘れを防ぎやすくなります。生活のリズムに合わせて自然に装着を習慣化することで、痛みの少ないスムーズな矯正が実現します。

食生活と睡眠で体のコンディションを整える

矯正中の痛みは、体調にも左右されます。睡眠不足やストレスが続くと、歯ぐきが敏感になり、普段より痛みを感じやすくなることがあります。十分な休息と栄養バランスの取れた食事を意識することも、痛み対策の一環です。
特に、カルシウム・ビタミンC・タンパク質は歯や骨の代謝を助け、歯の動きをスムーズにしてくれます。また、冷たい飲み物を飲みすぎると血流が悪くなり、痛みを感じやすくなる場合があるため、常温の水をこまめにとるのがおすすめです。
さらに、寝る前の歯ぎしりや食いしばりが痛みを悪化させることもあります。就寝前に深呼吸をして顎をリラックスさせる習慣を持つと、夜間の負担を軽減できます。

10.痛みが少ない矯正を選ぶなら、インビザラインという選択肢

「矯正は痛い」「大変そう」というイメージから、一歩踏み出せない方も多いでしょう。ですが、インビザラインならその不安を大きく減らすことができます。ここでは、痛みを最小限に抑えながら美しい歯並びをめざせる理由を、改めて整理していきます。

少ない痛みで理想の歯並びへ導く技術

インビザラインは、マウスピースを段階的に交換しながら少しずつ歯を動かす矯正方法です。1回の変化量がごくわずかに設定されているため、歯や骨への負担が小さく、「インビザラインが痛い」と感じる瞬間も短期間で済みます。
さらに、アライナー素材は独自開発の柔軟性あるプラスチックを使用しており、歯ぐきや粘膜にやさしくフィット。金属ワイヤーのように擦れて口内炎になる心配もほとんどありません。精密な3Dデジタル設計により、計画的でコントロールされた力が加わるため、効率的かつ快適に矯正を進めることができます。

快適さと清潔さを両立できる矯正法

インビザラインのもうひとつの魅力は、生活に溶け込みやすい快適性です。透明なマウスピースは見た目が自然で、装着していても一般的に気づかれにくく、計画的に進めやすい傾向があります(個人差あり)。食事や歯みがきのときは自由に外せるため、従来のワイヤー矯正のように「食べにくい」「磨きにくい」といった不便さがありません。
外したあとは水洗いや専用クリーナーで清潔を保てるため、口腔内の炎症を防ぎ、結果として痛みの発生リスクも抑えられます。見た目のストレスが少なく、衛生的にも安心して続けられるのは、インビザラインならではの大きなメリットです。

痛みを恐れず、自分のペースで始められる

従来の矯正治療では、装置の見た目や痛みへの不安から「始めたいけど勇気が出ない」と感じる方も少なくありません。インビザラインは、そうしたハードルを下げてくれる治療法です。
「痛いから続けられないかも」という心配も、最初の数日で慣れていくケースがほとんど。生活スタイルに合わせて進められる柔軟さもあり、仕事や学業、育児と両立しながら無理なく矯正が可能です。
大切なのは、痛みを我慢することではなく、正しい知識とケアで快適に続けること。デジタル技術を活用した計画により、見通しを立てやすい側面があります。

「自分の歯並びでできるのかな?」と感じたら、まずは一度、専門医にご相談ください。

 

まずはお気軽にご相談ください

 

 

 

神奈川県伊勢原市の
見えない矯正歯科治療専門外来/マウスピース矯正(インビザライン)
『 つじむら歯科医院 伊勢原 』
住所:神奈川県伊勢原市小稲葉2204−1
TEL:0463-95-8214

 

【監修者情報】
つじむら歯科医院グループ総院長 辻村 傑 

《公式facebookアカウント》

【略歴】
1993年 神奈川歯科大学 卒業
1995年 つじむら歯科医院 開業
1997年 医療法人社団つじむら歯科医院 開設
2008年 神奈川歯科大学生体管理医学講座 薬理学分野大学院
2010年 南カリフォルニア大学卒後研修コース修了
2010年 南カリフォルニア大学客員研究員
2010年 南カリフォルニア大学アンバサダー(任命大使)
2012年 ハートフルスマイルデンタルクリニック茅ヶ崎 開業
2012年 UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校卒後研修コース修了
2013年 インディアナ大学 歯周病学インプラント科客員講師
2014年 インディアナ大学医学部解剖学 顎顔面頭蓋部臨床解剖 認定医
2017年 iDHA 国際歯科衛生士学会 世界会長就任
2020年 iACD 国際総合歯科学会 日本支部会長

【所属】
IIPD国際予防歯科学会認定医
日本抗加齢医学会認定医
日本歯科人間ドック学会認定医
日本口腔医学会認定医
セカンドオピニオン専門医
DGZI国際インプラント学会認定医
日本咀嚼学会会員
日本保存学会会員
日本全身咬合学会会員
日本口腔インプラント学会会員
国際歯周内科学研究会会員
日本口腔内科学研究会会員
日本床矯正研究会会員
神奈川矯正研究会会員
日本臨床唾液学会会員
NPO法人歯と健康を守ろう会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
伊勢原市中央保育園学校歯科医
日本食育指導士
健康咀嚼指導士

TOPへ戻る
TEL.0463-95-8214 初診専用WEB予約 TEL.0463-95-8214 初診専用WEB予約 アクセス・診療時間