「気づくと口が開いている」「力を入れないと口が閉じられない」——このようなお悩みを感じたことはありませんか。
一見すると些細なクセのように思われがちですが、実はその背景には、歯並びや噛み合わせ、口周りの筋肉のバランスなどが関係している場合もあります。
口が閉じにくい状態が続くと、見た目の印象だけでなく、口呼吸による乾燥やお口のトラブルにつながる可能性もあるため、早めに気づくことが大切です。
本記事では、口が閉じにくくなる原因や見逃されやすい状態、日常でのセルフチェック方法、そして改善の選択肢について分かりやすく解説していきます。ご自身の状態を見直すきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。
1. 口が閉じにくいと感じるのはどんなとき?

口が閉じにくいと感じる場面は、日常の中に意外と多く潜んでいます。普段はあまり気にしていなくても、ふとした瞬間に違和感として現れることがあります。例えば、無意識のうちに口が開いていたり、唇に力を入れないと閉じられなかったりする場合です。
こうした状態は単なるクセと思われがちですが、実はお口の機能や歯並びと関係している可能性もあります。まずは、どのようなときに「口が閉じにくい」と感じるのかを整理してみましょう。
無意識のときに口が開いてしまう
テレビを見ているときやスマートフォンを触っているときなど、リラックスしている場面で口がぽかんと開いてしまうことはありませんか。
このような状態は、本人にとっては無意識であることが多く、周囲に指摘されて初めて気づくケースもあります。
一般的には、安静時には唇が軽く触れている状態が自然とされていますが、個人差もあります。
それにもかかわらず、無意識のうちに開いてしまう場合は、唇や口周りの筋肉の働きやバランスに影響が出ている可能性があります。
一時的なものではなく日常的に続いている場合は、単なるクセではなく原因を確認することが大切です。
唇に力を入れないと閉じられない
「意識すれば閉じられるけれど、自然に閉じている状態を保てない」という方も少なくありません。
軽く唇に力を入れないと閉じられない、気を抜くとすぐに開いてしまうといった状態です。
このような場合、見た目では問題がないように感じても、実際には常に口周りの筋肉に負担がかかっていることがあります。
本来は力を使わずに閉じられることが理想であり、無意識の中で負担がかかり続けている状態は、長期的に見ると機能面にも影響を及ぼす可能性があります。
見た目や乾燥などの違和感として気づく
口が閉じにくい状態は、見た目や体感として気づくこともあります。
例えば、写真を見たときに口元が前に出て見えたり、締まりがない印象を受けたりするケースです。
また、口が開いている時間が長くなることで、口の中が乾きやすくなり、喉の違和感や口臭につながることもあります。
こうした症状は一つひとつは軽く感じられるかもしれませんが、積み重なることで日常のストレスやコンプレックスの原因になることもあります。
「なんとなく気になる」という感覚は、体からのサインであることも多いため、そのままにせず一度見直してみることが大切です。
2. 力を入れないと閉じられない原因とは

口を閉じようとするときに、無意識に力が入ってしまう——このような状態は、見過ごされやすいものの、実はさまざまな原因が関係している可能性があります。単なるクセのように感じていても、筋肉のバランスや歯並び、呼吸の習慣などが影響しているケースも少なくありません。
特に「自然に閉じられない」という点は重要なサインです。ここでは、力を入れないと口が閉じられない主な原因について整理していきます。
口周りの筋肉バランスの影響
口を閉じる動作は、唇や頬などの筋肉がバランスよく働くことで成り立っています。
しかし、この筋肉の働きが十分でなかったり、バランスが崩れていたり、うまく連動していなかったりすると、自然に口を閉じることが難しくなることがあります。
特に、普段から口が開いている時間が長い場合、唇の筋肉が十分に使われず、閉じる力が弱くなっていることがあります。
その結果、「閉じようとすると力を入れないといけない」という状態につながります。
また、筋肉のアンバランスがあると、無意識のうちに余計な力が入りやすくなり、口元の緊張感や疲れやすさを感じることもあります。
こうした状態は、見た目では分かりにくいものの、機能面に影響を与えている可能性があります。
歯並びや噛み合わせによる影響
口が閉じにくい原因として、歯並びや噛み合わせの影響も大きく関係しています。
例えば、前歯が前に出ている「出っ歯(上顎前突)」の場合、唇が歯に押し出される形になるため、自然に閉じることが難しくなります。
また、前歯同士が噛み合わない「開咬(かいこう:奥歯は噛めるが前歯にすき間がある状態)」の状態でも、口元に隙間ができやすく、閉じにくさを感じることがあります。
このようなケースでは、筋肉の問題というよりも、歯の位置や骨格のバランスが関係しているため、意識や努力だけで改善することは難しい場合もあります。
見た目の違和感だけでなく、機能面にも影響するため、根本的な原因を把握することが重要です。
口呼吸などの生活習慣の影響
日常的な呼吸の仕方や生活習慣も、口が閉じにくくなる要因の一つです。
本来、呼吸は鼻で行うのが基本ですが、口呼吸の習慣があると、常に口が開いた状態になりやすくなります。
その結果、唇を閉じる筋肉が十分に使われず、自然に閉じる力が弱くなってしまうことがあります。
また、アレルギー性鼻炎や鼻づまりなどがある場合も、無意識に口呼吸になりやすく、同様の影響が出ることがあります。
こうした習慣は長期間にわたって続くことが多く、気づかないうちに口元の状態に影響を与えていることも少なくありません。
生活習慣とお口の状態は密接に関係しているため、原因を多角的に捉えることが大切です。
3. 口唇閉鎖不全とは?見逃されやすい状態

口が閉じにくい状態には、「口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)」と呼ばれるものがあります。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は子どもから大人まで幅広く見られる状態の一つです。
見た目では大きな異常がないように感じられることも多く、「クセかな」と見過ごされてしまうことも少なくありません。しかし、無意識に口が開いている状態が続くと、お口の健康や見た目に影響する可能性もあります。ここでは、口唇閉鎖不全の特徴と見逃されやすい理由について解説します。
口唇閉鎖不全とはどのような状態か
口唇閉鎖不全とは、唇を自然に閉じた状態を維持できない、あるいは閉じるために余計な力が必要になる状態を指します。
本来、安静時には上下の唇が軽く触れているのが正常な状態とされていますが、このバランスが崩れることで、口が開いたままになりやすくなります。
特徴としては、「気を抜くと口が開く」「唇に力を入れないと閉じられない」といった感覚が挙げられます。
また、本人は無意識であることが多く、周囲からの指摘や写真をきっかけに気づくケースも少なくありません。
一見すると軽い違和感のように感じられますが、口元の機能が本来の状態からずれているサインといえます。
見た目では気づきにくい理由
口唇閉鎖不全は、明らかな痛みや強い症状が出るわけではないため、自分では問題として認識しにくい傾向があります。
例えば、「少し口が開いているだけ」「意識すれば閉じられるから大丈夫」と考えてしまうことも多く、日常生活の中で違和感として処理されてしまいがちです。
また、歯並びや口元の形も人それぞれ異なるため、「これが普通だと思っていた」というケースも少なくありません。
そのため、周囲と比較する機会がなかったり、専門的な視点で見たことがなかったりすると、状態に気づかないまま過ごしてしまうことがあります。
こうした気づきにくさが、口唇閉鎖不全を見逃してしまう大きな要因の一つです。
放置すると起こりやすい変化
口唇閉鎖不全の状態をそのままにしておくと、さまざまな影響が出る可能性があります。
まず、口が開いている時間が長くなることで口呼吸になりやすくなり、口の中が乾燥しやすくなります。
その結果、むし歯や歯周病、口臭といったリスクが高まることがあります。
また、唇や口周りの筋肉に余計な力がかかることで、疲れやすさや違和感を感じることもあります。
さらに、見た目の面では、口元が前に出て見えたり、締まりのない印象につながったりすることもあります。
こうした変化は徐々に進むことが多いため、自覚しにくいまま続いてしまうケースも少なくありません。
だからこそ、早い段階で気づき、状態を知ることが大切です。
4. 歯並びが関係するケース(出っ歯・開咬など)

口が閉じにくい原因の中でも、特に見逃せないのが歯並びや噛み合わせの影響です。「筋肉が弱いだけ」「クセだから」と思っていた状態でも、実際には歯の位置や骨格のバランスが関係しているケースは少なくありません。
こうした場合、意識やトレーニングだけで改善することは難しく、根本的な原因に目を向けることが大切になります。ここでは、口が閉じにくくなる代表的な歯並びの特徴について解説します。
出っ歯(上顎前突)による影響
前歯が前方に突出している「出っ歯(上顎前突)」は、口が閉じにくくなる代表的な歯並びの一つです。
前歯が前に出ていることで、唇が押し出されるような状態になり、自然に閉じることが難しくなります。
そのため、無意識の状態では口が開きやすく、閉じるためには唇に力を入れる必要が出てきます。
また、唇に力を入れて閉じるクセが続くと、口元に常に緊張が生まれ、見た目にも硬い印象を与えることがあります。
さらに、横顔のバランスにも影響し、「口元が出ている」と感じる原因になることも少なくありません。
このように、出っ歯は見た目だけでなく機能面にも関係するため、口が閉じにくい症状と深く関わっています。
開咬(前歯が閉じない噛み合わせ)の影響
奥歯は噛み合っているのに、前歯にすき間ができてしまう「開咬(かいこう)」も、口が閉じにくくなる原因の一つです。
前歯が閉じない状態では、唇を閉じる際に支えがなくなり、口元に隙間ができやすくなります。
その結果、自然に口を閉じることが難しくなり、無意識のうちに口が開いてしまう状態につながります。
また、開咬の状態は食事の際にも影響が出やすく、前歯で食べ物を噛み切りにくいといった不便さを感じることもあります。
このように、開咬は日常生活の機能面にも関わる歯並びであり、口が閉じにくいという症状とあわせて考えることが重要です。
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軽度でも影響する歯並びのバランス
「そこまで歯並びは悪くない」と感じている場合でも、わずかなズレが口の閉じにくさにつながっていることがあります。
例えば、歯列のわずかな前方傾斜や、上下の歯のバランスのズレなどです。
一見すると大きな問題がないように見えても、唇の位置や動きに影響を与えることで、無意識に閉じにくさを感じることがあります。
このようなケースでは、「クセ」や「筋肉の問題」として見過ごされてしまうことも少なくありません。
しかし実際には、歯並びの微妙なバランスが関係している可能性もあるため、見た目だけで判断するのは難しい部分でもあります。
口が閉じにくいという感覚がある場合は、歯並びの影響も含めて総合的に確認することが大切です。
5. 口が閉じにくいことで起こるリスク

口が閉じにくい状態は、「少し気になる程度」と軽く考えられてしまうことも少なくありません。しかし、この状態が続くことで、お口の中だけでなく全身や見た目にも影響が出る可能性があります。
特に、無意識のうちに口が開いている時間が長くなると、さまざまなトラブルにつながることがあります。ここでは、口が閉じにくい状態を放置することで起こりやすいリスクについて見ていきましょう。
むし歯・歯周病・口臭のリスクが高まる
口が閉じにくい状態では、無意識に口呼吸になりやすくなります。
口呼吸が続くと、口の中が乾燥しやすくなり、唾液の働きが十分に発揮されにくくなります。
唾液には、細菌の増殖を抑えたり、口の中を洗い流したりする重要な役割があります。
そのため、乾燥した状態が続くことで、むし歯や歯周病のリスクが高まる可能性があるとされています。
さらに、細菌が増えやすくなることで、口臭の原因につながることもあります。
普段は気にならなくても、「最近口の中が乾きやすい」「口臭が気になる」と感じる場合は、口がしっかり閉じられていない可能性も考えられます。
顎や口周りへの負担がかかる
唇に力を入れないと口が閉じられない状態では、口周りの筋肉に常に負担がかかっています。
本来であれば自然に行われるはずの動作に力が必要になることで、筋肉の緊張状態が続きやすくなります。
その結果、口元の疲れや違和感を感じたり、顎に負担がかかったりすることがあります。
また、噛み合わせのバランスが崩れている場合には、特定の歯や顎に力が集中しやすくなり、長期的に見るとトラブルにつながる可能性もあります。
こうした負担はすぐに大きな症状として現れるわけではありませんが、日々の積み重ねによって少しずつ影響が出てくる点に注意が必要です。
見た目や印象に影響する可能性
口が閉じにくい状態は、見た目の印象にも影響を与えることがあります。
例えば、無意識に口が開いていることで、ぼんやりとした印象や締まりのない口元に見えてしまうことがあります。
また、唇に力を入れて閉じている場合でも、口元に緊張感が出たり、不自然な表情に見えたりすることがあります。
さらに、歯並びが関係している場合には、口元が前に出て見えるなど、横顔のバランスにも影響することがあります。
こうした見た目の変化は、ご本人の自信やコンプレックスにつながることもあり、日常生活の中で気になり続けてしまう要因になることもあります。
小さな違和感であっても、「気になる」と感じる気持ちは大切なサインです。
見た目と機能の両面から考えることが、よりよい改善につながります。
噛み合わせについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
お口の状態が気になる方は、一度チェックしてみませんか?
6. 「クセ」と思って放置されやすい理由

口が閉じにくい状態は、日常生活に大きな支障が出にくいため、「自分のクセ」として受け止められてしまうことが少なくありません。痛みがあるわけでもなく、意識すれば閉じられる場合も多いため、問題として認識されにくいのが特徴です。
しかし、本来は無意識でも自然に口が閉じている状態が理想とされています。ここでは、なぜ口が閉じにくい状態が放置されやすいのか、その背景について考えていきます。
意識すればできるため問題視しにくい
口が閉じにくいと感じていても、「頑張れば閉じられるから大丈夫」と考えてしまう方は多くいます。
実際に、意識して唇に力を入れれば閉じられるケースが多いため、日常生活の中では大きな問題として捉えられにくいのです。
しかし、この「意識しないとできない」という状態こそが重要なポイントです。
本来は、何も考えなくても自然に閉じているのが正常な状態であり、意識が必要な時点で何らかの影響が出ている可能性があります。
違和感があっても対処できてしまうからこそ、そのままにしてしまう——これが放置につながる大きな理由の一つです。
痛みや強い症状がないため後回しになる
口が閉じにくい状態は、むし歯のように痛みが出るわけでもなく、すぐに生活に支障が出ることも少ないため、優先順位が低くなりがちです。
「今すぐどうにかしないといけない問題ではない」と感じてしまい、つい後回しにしてしまうケースも多く見られます。
また、見た目の変化も少しずつ進むことが多いため、急激な違和感として認識されにくいのも特徴です。
気づいたときには「前からこうだった気がする」と感じてしまい、そのまま放置してしまうこともあります。
こうした緊急性の低さが、結果的に長期間の放置につながる要因となります。
自分では判断しにくい状態である
口が閉じにくい原因は、筋肉のバランスや歯並び、噛み合わせ、生活習慣などさまざまな要素が関係しています。
そのため、「何が原因なのか」「改善が必要な状態なのか」を自分で正確に判断するのは難しい部分があります。
特に、歯並びの微妙なズレや噛み合わせのバランスは、見た目だけでは分かりにくいことも少なくありません。
また、「他の人と比べる機会がない」「これが普通だと思っていた」というケースも多く、違和感があってもそのまま受け入れてしまうことがあります。
だからこそ、自分の感覚だけで判断するのではなく、一度客観的に状態を確認することが大切です。
小さな気づきの段階で見直すことで、将来的な不安の軽減にもつながります。
7. 自分でできるセルフチェック方法

「もしかして口が閉じにくいかも」と感じても、実際にどの程度の状態なのか判断するのは難しいものです。見た目だけでは分かりにくく、普段は無意識で過ごしていることも多いため、自覚しにくいケースも少なくありません。
そこで大切なのが、簡単にできるセルフチェックです。ここでは、ご自宅で無理なく確認できるポイントをご紹介します。あくまで目安にはなりますが、ご自身の状態を見直すきっかけとして役立ててみてください。
無意識の状態を確認するチェック
まずは、リラックスしているときの状態を確認してみましょう。
テレビを見ているときやスマートフォンを触っているときなど、何も意識していないタイミングでの口元がポイントです。
・気づくと口が開いていることがある
・家族や周囲から「口が開いている」と言われたことがある
・寝ているときに口呼吸をしていると言われたことがある
これらに当てはまる場合、無意識の状態で口が閉じにくくなっている可能性があります。
本来は、特別な意識をしなくても自然に口が閉じているのが理想です。
力の入り方を確認するチェック
次に、口を閉じるときの「力の入り方」に注目してみましょう。
・唇に力を入れないと閉じられない
・閉じた状態をキープすると疲れる
・軽く閉じているつもりでも、実際には力が入っている
このような状態がある場合、口周りの筋肉や歯並びのバランスに影響が出ている可能性があります。
自然に閉じられている状態は、ほとんど力を感じないのが特徴です。
少しでも「頑張っている感覚」がある場合は、無理がかかっているサインかもしれません。
見た目や体感からのチェック
最後に、見た目や日常の体感からも確認してみましょう。
・写真を見ると口元に締まりがないと感じる
・口元が前に出て見えるのが気になる
・口の中や喉が乾きやすい
・口臭が気になることがある
これらは、口が開いている時間が長くなっていることによる影響の一つと考えられます。
もちろん、これらの項目に当てはまるからといって、必ずしも治療が必要とは限りません。
しかし、「いくつか当てはまる」「なんとなく気になる」と感じる場合は、一度状態を確認してみることが大切です。
早い段階で気づくことで、より負担の少ない方法での改善につながる可能性もあります。
8. 改善方法と治療の選択肢

口が閉じにくいと感じたとき、「自分で治せるのか」「治療が必要なのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。実際には、その原因によって適した改善方法は異なります。
筋肉の使い方や生活習慣が影響している場合もあれば、歯並びや噛み合わせが関係しているケースもあります。大切なのは、自分の状態に合った方法を選ぶことです。ここでは、口が閉じにくい状態に対する主な改善方法と治療の選択肢についてご紹介します。
生活習慣やトレーニングによる改善
口周りの筋肉の使い方や呼吸の習慣が原因となっている場合、日常生活の見直しや簡単なトレーニングによって改善が期待できることがあります。
例えば、鼻呼吸を意識することや、口を閉じる時間を増やすこと、唇や舌の位置を整えることなどが基本となります。
また、口周りの筋肉を鍛えるトレーニング(口唇トレーニング)を取り入れることで、自然に閉じやすい状態へと導くことも可能です。
ただし、こうした方法はあくまで軽度のケースや習慣が原因の場合に有効とされるものであり、すべての方に当てはまるわけではありません。
無理に自己流で続けるのではなく、状態に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。
歯並びや噛み合わせの治療
歯並びや噛み合わせが原因となっている場合は、根本的な改善として矯正治療が検討されることがあります。
出っ歯や開咬などによって唇が閉じにくくなっているケースでは、歯の位置を整えることで、自然に口が閉じやすくなる可能性があります。
このような場合、筋肉や意識だけで改善することは難しく、歯並びそのものを整えることが重要になります。
見た目の改善だけでなく、機能面のバランスも整えることにつながるため、長期的な視点で考えることが大切です。
また、治療方法にはいくつかの種類があり、ライフスタイルやご希望に応じて選択できる場合もあります。
自分に合った方法を見極めることが大切
口が閉じにくい原因は一つではなく、複数の要素が関係していることも少なくありません。
そのため、「とりあえずトレーニングをする」「様子を見る」といった対応だけでは、根本的な解決につながらないケースもあります。
大切なのは、自分の状態を正しく知り、それに合った方法を選ぶことです。
歯並びなのか、筋肉なのか、生活習慣なのか——原因によってアプローチは大きく変わります。
最近では、検査やシミュレーションによって、お口の状態や改善の方向性を具体的に確認できる場合もあります。
一人で判断するのが難しいと感じた場合は、無理に結論を出そうとせず、専門的な視点で確認することも一つの方法です。
9. インビザラインで改善が期待できるケース

口が閉じにくい原因が歯並びや噛み合わせにある場合、矯正治療によって改善が期待できることがあります。その中でも近年選択されることが増えているのが、マウスピース型矯正(インビザライン)です。
目立ちづらく、日常生活に取り入れやすい点から、これまで矯正に踏み出せなかった方にも選ばれています。ここでは、どのようなケースで改善が期待できるのか、インビザラインの特徴とあわせてご紹介します。
口元のバランスが整うことで閉じやすくなる
インビザラインでは、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていきます。
これにより、前に出ている歯や傾いている歯の位置を整え、口元全体のバランスを改善することが可能です。
例えば、出っ歯のように前歯が突出しているケースでは、歯の位置が整うことで唇への圧迫が軽減され、症例によっては歯並びの改善により自然に口が閉じやすくなることが期待されます。
また、軽度の開咬などで前歯に隙間がある場合も、噛み合わせのバランスが整うことで、口元の安定につながる可能性があります。
このように、歯並びが原因で閉じにくくなっている場合には、見た目と機能の両面から改善が期待できるのが特徴です。
目立ちづらく生活に取り入れやすい特徴
インビザラインは、透明なマウスピースを使用するため、装着していても一般的にワイヤー矯正と比べて目立ちにくいとされています。
そのため、人前で話す機会が多い方や、見た目が気になる方でも比較的取り入れやすい治療方法といえます。
また、取り外しが可能であるため、食事や歯みがきの際には外すことができ、日常生活への影響を抑えながら進められる点もメリットの一つです。
これまで「矯正は大がかりで大変そう」と感じていた方にとっても、無理なく始めやすい選択肢となっています。こうした特徴が、治療へのハードルを下げる要因にもなっています。
すべてのケースに適応できるわけではない
一方で、インビザラインはすべての症例に適応できるわけではありません。
歯並びの状態や噛み合わせ、骨格の影響によっては、別の治療方法が適している場合もあります。
また、マウスピースは一般的には1日20時間以上の装着が推奨されますが、詳しくは歯科医師の指示に従う必要があります。
このように、患者様ご自身の協力も重要になる治療です。
そのため、「自分に合っているかどうか」を事前にしっかり確認することが大切です。
歯科医院では、検査やシミュレーションを通して、どの程度の改善が見込めるのかを具体的に説明してもらうことができます。
無理に治療を進めるのではなく、自分の状態に合った方法を選ぶことが、納得のいく結果につながります。
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10. 気になったときの相談の進め方

ここまで読んで、「もしかして自分も当てはまるかもしれない」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。とはいえ、「すぐに治療が必要なのか分からない」「いきなり矯正はハードルが高い」と感じるのも自然なことです。
口が閉じにくい状態は原因が一つではないため、まずは現在の状態を正しく知ることが大切になります。ここでは、無理なく始められる相談の進め方についてご紹介します。
まずは「状態を知ること」から始める
口が閉じにくい原因は、筋肉の使い方、歯並び、噛み合わせ、生活習慣などさまざまです。
そのため、「自分の場合はどこに原因があるのか」を知ることが、最初の一歩になります。
歯科医院では、歯並びの状態だけでなく、噛み合わせや口元のバランスなども含めて総合的に確認することができます。
見た目では分かりにくい部分も、専門的な視点でチェックすることで、より具体的に把握することが可能です。
「治療するかどうか」はその後に考えればよいことなので、まずは現状を知ることを目的に相談してみることが大切です。
無理に治療を決める必要はない
相談というと、「その場で治療を決めなければいけないのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際には相談だけで終わるケースも多く、必ずしもすぐに治療を始める必要はありません。
例えば、「経過観察で問題ない」「生活習慣の見直しから始めてみましょう」といった提案がされることもあります。
また、矯正治療が適している場合でも、時期や方法について複数の選択肢が提示されることが一般的です。
ご自身が納得した上で進めることが大切ですので、不安や疑問がある場合は遠慮せずに相談することがポイントです。
将来の安心につながる一歩として
口が閉じにくいという違和感は、すぐに大きな問題として現れないことも多い一方で、将来的な変化につながる可能性もあります。
そのため、「まだ大丈夫」と感じている段階であっても、一度状態を確認しておくことは安心につながります。
特に、歯並びや噛み合わせが関係している場合は、早い段階で方向性を知ることで、より負担の少ない選択ができることもあります。
最近では、インビザラインのように目立ちづらく、生活に取り入れやすい矯正方法も選択肢の一つとなっています。
「少し気になる」「念のため知っておきたい」といった軽い気持ちでも構いません。
ご自身のお口の状態を知ることが、将来の健康や自信につながる第一歩となります。
気になる症状がある方は、早めのチェックがおすすめです。
神奈川県伊勢原市の
見えない矯正歯科治療専門外来/マウスピース矯正(インビザライン)
『 つじむら歯科医院 伊勢原 』
住所:神奈川県伊勢原市小稲葉2204−1
TEL:0463-95-8214
【監修者情報】
つじむら歯科医院グループ総院長 辻村 傑
【略歴】
1993年 神奈川歯科大学 卒業
1995年 つじむら歯科医院 開業
1997年 医療法人社団つじむら歯科医院 開設
2008年 神奈川歯科大学生体管理医学講座 薬理学分野大学院
2010年 南カリフォルニア大学卒後研修コース修了
2010年 南カリフォルニア大学客員研究員
2010年 南カリフォルニア大学アンバサダー(任命大使)
2012年 ハートフルスマイルデンタルクリニック茅ヶ崎 開業
2012年 UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校卒後研修コース修了
2013年 インディアナ大学 歯周病学インプラント科客員講師
2014年 インディアナ大学医学部解剖学 顎顔面頭蓋部臨床解剖 認定医
2017年 iDHA 国際歯科衛生士学会 世界会長就任
2020年 iACD 国際総合歯科学会 日本支部会長
【所属】
IIPD国際予防歯科学会認定医
日本抗加齢医学会認定医
日本歯科人間ドック学会認定医
日本口腔医学会認定医
セカンドオピニオン専門医
DGZI国際インプラント学会認定医
日本咀嚼学会会員
日本保存学会会員
日本全身咬合学会会員
日本口腔インプラント学会会員
国際歯周内科学研究会会員
日本口腔内科学研究会会員
日本床矯正研究会会員
神奈川矯正研究会会員
日本臨床唾液学会会員
NPO法人歯と健康を守ろう会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
伊勢原市中央保育園学校歯科医
日本食育指導士
健康咀嚼指導士












