





THP(トータルヘルスプログラム)では、高精度の位相差顕微鏡で歯周病菌を確認し、症状に応じてジスロマックを使用します。また、血液中に入り込んだ歯周病菌は抗生剤で対処して、術後の感染予防を行ったうえで、集中的に歯科衛生士が歯周病菌や汚染物質を除去します。
このように、身体の内外から歯周病菌にアプローチすることで、症状の改善や再発リスクの低減を実現するのがTHP(トータルヘルスプログラム)の特徴です。歯周病の治療・予防を通じて全身の健康をお守りできるよう努めてまいりますので、歯周病にお悩みの方は当院にご相談ください。
こんな症状があったら歯周病のサインです。
また、歯周病は心臓病や動脈硬化、肺炎、糖尿病を悪化させるなど全身の疾患にも影響を与えます。
その他にも妊産婦では、早産や胎児の成長不足、低体重出産などに歯周病が関連しているといわれています。
このように歯周病菌は病気の原因菌でもあり、それらを歯面の清掃や一般的な歯周病治療だけでなく、歯周病の根本から治療をしていくTHP(トータルヘルスプログラム)により歯周病治療はもちろん、むし歯の予防、口臭の改善や着色の除去まで同時に行うことができます。
歯周病治療に有する期間と来院回数の大幅な縮小(平均6~8回の通院で終わる)を
可能にしたTHP(トータルヘルスプログラム)です。
まず個室のカウンセリングルームにてこれまでの経緯や主訴についてカウンセリングを行います。
お話を伺ったあとにTHP(トータルヘルスプログラム)の流れや費用などの基本的なご説明を行います。
マネージャーによる丁寧で分かりやすい対応を心がけています。
唾液検査、位相差顕微鏡検査、口臭検査、口腔内写真、歯周組織検査、レントゲン撮影などの基本検査に加え、CT検査や血糖値測定などをおこない現在のリスクを把握するための検査になります。
唾液検査では、唾液の分泌量や質、むし歯に関連する細菌の数などを調べます。
位相差顕微鏡を使用して、リアルタイムに細菌の種類や活動性を確認します。
動画と静止画は保存され、治療前と治療後に比較されます。
オーラルクロマという機器を使ってお口の中の主要口臭成分とされるガスの濃度を測定します。
ガスは➀歯周ポケット➁舌苔➂消化器官の3つを重点に測定されます。➀と➁についてはTHP(トータルヘルスプログラム)により改善する可能性があります。
患者様自身口腔内のリスクと治療法について分かりやすくご説明しています。検査によって得られたデータをもとに作成されたTHP(トータルヘルスプログラム)の具体的な内容、治療回数、費用などをお伝えします。
THP認定講師による施術が始まります。
THPウォーターという口腔機能水を使用したイリゲーションやスケーリングにあわせて、歯周ポケット内の歯石などの除去(SRP)を集中的に行ないます。
さらに3DS(マウスピースに専用薬剤を入れておこなう方法)やバイオジェニクスの活用など必要な内容を盛り込みます。
はじめに行った検査を再度行い、術前術後でデータを比較し、治療の効果を評価します。効果が確認されるとTHP(トータルヘルスプログラム)を終了します。
改善された口腔環境を維持するために、定期的なメインテナンスをご提案します。
膿が出なくなった | 81.2% |
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唾液のねばつきが無くなった | 74.9% |
血が出なくなった | 100% |
口臭が減った | 81.2% |
唾液がサラサラになった | 75% |
冷水痛の軽減 | 81.2% |
動揺の軽減 | 87.5% |
1本の歯を失うと、現在欠損部に多く利用されるインプラント治療を考えても60万円程の費用がかかります。インプラント治療は優れた治療ですが、天然歯にはかないません。
「若い頃から歯を大事にすればよかった」「もっと早くにこういう治療が受けられたら」というお声をいただくこともしばしばです。
つまり歯には、他の身体の部位と同じように費用以上の価値があります。
すべての歯ではありませんが、THP(トータルヘルスプログラム)をお受けいただくことで歯周病によって歯を失うリスクを下げ、予防メインテナンスを続けることでご自身の歯を守ることが可能です。
ご自身の健康のためにまずは検査を受け、どのようなケアをしていけばよいかをご相談ください。
先進国の中において、むし歯・歯周病の発症抑制がコントロール出来ていない私たちの日本において、歯科疾患罹患率は非常に高く、成人の8割以上の国民が発症していることがテレビ放映からも知られています。
また近年の研究により歯周病は高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管疾患・早産・認知症・バージャー病など成人疾患をはじめとする、全身疾患の起因因子、憎悪因子であることも解明され、歯科疾患の根本的解決が急務となりました。
細菌による感染症であるむし歯と歯周病が日本において解消されていない理由は、実は単純で、原因菌の質的コントロールが医療現場で行われず、痛みをとること、失われた歯質、歯を補うことだけが治療として行われているからです。
予防先進国として有名な北欧諸国では1980年ごろから、徹底したPMTC(歯科衛生士による専用機器を用いた細部にわたるクリーニング)を何世代も継続することにより、30年という年月をかけて国民全体の口腔内細菌を良質な状態へと変えていくことに成功しました。
それによりむし歯は稀な疾患へと変わり、歯周病は制御できる疾患となりました。ただ治療主体の日本における保険診療システムでは40年経過しても、むし歯の洪水、歯周病の蔓延を食い止めることができずに現在に至ります。
歯科医院に来院される多くの初診の患者様が「私は昔からむし歯ができやすいのです」「私は歯肉が腫れやすく歯が浮く感じが良くあるんです」と言われます。
むし歯になりやすい、歯肉炎・歯周炎になりやすいと言われる人は生涯むし歯や歯周病の治療を繰り返しながら、歯を失い続けなければならないのでしょうか?それらは老化現象という言葉に置き換えられていませんか?
人生60年の時代であれば、生涯自身の残存する歯で噛みごこちを味わいながら食事が楽しめるかも知れません。
しかし今や人生100年時代、老化現象として全ての歯の喪失を済ませていてはいけません。
ではこの老化現象と認識されている原因ですが、むし歯、歯肉炎、歯周炎共に私たち個々に異なる人間の口腔内で生息している細菌叢(微生物の集団)によるものです。
大げさにいうと『歯磨きをしなくてもむし歯、歯周病にならない』細菌叢A、『毎食後、就寝前、完食後毎回しっかり歯磨きを頑張っているのにむし歯、歯周病に侵される』細菌叢B、『口腔内の管理状況に応じてどちらにも傾く』細菌叢C、というような感じです。もちろん実際はむし歯、歯周病それぞれに原因細菌は異なるため、簡単ではありませんがP C R(Polymerase Chain Reaction)検査により大まかにこの様な3つのクラスター(傾向の似通った細菌叢)に分けることができます(※2018tdc cohort study)。
敵が誰かわかることで、このクラスターにアプローチをかけることができます。
そうすることで健康とされる細菌叢へ導くことができれば、一般的に解釈されている老化現象は阻止することができるということにつながります。
細菌叢を変えるなんて、もちろん通常は固有の細菌叢は変えにくいのですが、この疾患の根本にアプローチする治療方法がTHP(トータルヘルスプログラム)です。
T H P(トータルヘルスプログラム)は2007年4月より、神奈川県伊勢原市つじむら歯科医院を本部としてスタートし、年々施術可能施設が全国に広がり、2020年5月現在、日本国内55 施設、海外3施設で行われています。
T H P(トータルヘルスプログラム)では、歯肉辺縁から露出している全ての歯面と、露出していない全ての根面から口腔内細菌叢(マイクロバイオーム)の健康層の獲得を目的とし病原性バイオフィルムを取り除く施術を短期間の間に実施します。
内容 | 費用 |
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初等度 | 66,000円~179,300円 |
中等度 | 179,300円~212,300円 |
重度 | 212,300円~313,500円 |
※THP(トータルヘルスプログラム)は事前の検査で得られたデータをもとに歯周病の進行度だけではなく、残存歯数、歯列や補綴物、ホームケアの様子などを総合的に判断してプログラムを構成します。
※料金表は税込み表記となります。
細菌叢の改善を目的に短期間で、多角的なアプローチ方法を用いて施術することで、
外科的な侵襲性が少なく、治療効果の高いプログラムです。
現在では全国で同じ施術が受けられるようになりました。
厚生労働省より2018年6月1日に医療広告ガイドラインが改正・施行されました。
つじむら歯科医院のホームページは「医療広告ガイドライン」の記載に遵守した情報のご提供をすると共に、患者様により分かりやすいサイト運営を行うように心がけております。
ホームページをご覧の皆様にはご迷惑、ご不便をおかけすることもございますが、ご理解頂けますよう何卒よろしくお願い致します。
医療広告ガイドラインに関する詳細は厚生労働省のホームページをご覧ください。
・当サイトが医療に関する適切な選択の助けとなる情報を掲載し、患者様が自ら求めて取得する情報を掲載するウェブサイト、その他これに準ずる広告であること。
・患者様が容易に照会できるよう、問い合わせ先を明記すること。
・自由診療に係る通常必要とされる治療等の内容、費用等に関する事項について情報を提 供すること。
・自由診療に係る治療等に係る主なリスク、副作用等に関する事項について情報を提供すること。
・未承認医薬品等であることの明示 THP(トータルヘルスプログラム)は、薬機法上の承認を得ていません。
・入手経路等の明示 THP(トータルヘルスプログラム)は2007年4月に日本国内のつじむら歯科医院で開発されたプログラムになります。
プログラム内で使用する薬品に関しては、湘南メディカルパートナー社を通じて利用・入手しております。
・国内の承認医薬品等の有無の明示 活動性の高い細菌群をコントロールするために使用される口腔機能水は厚生労働省から認可を取得しています。
※参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%AE%E9%85%B8%E6%80%A7%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E6%B0%B4
・諸外国における安全性等に係る情報の明示 THP(トータルヘルスプログラム)は2007年4月に日本国内のつじむら歯科医院でスタートし、年々施術可能施設が全国に広がり、2020年5月現在では日本国内55施設・海外3施設で行われています。 歯周病治療が潜在的に持つリスク以外でTHPに固有の重大な副作用の報告はありません。
・副作用について 全ての医療と同様に歯科矯正治療にも潜在的なリスク・副作用があることをご理解ください。
※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
・口腔内の細菌叢には個人差があるため、当初予想されていた治療期間より延長する可能性が稀にあります。
・治療中も丁寧な歯磨きなどのセルフケアを怠るとむし歯や歯周病の罹患リスクが高まります。
・お伝えしたご家庭でのケアの方法やお薬の飲み方などについてお守りいただけないと治療期間が延長する可能性がございます。
・治療完了後も外部からの再感染の抑止、健康な細菌叢を維持するために定期予防メインテナンスが推奨されます。
・ジスロマックは一般的な風邪薬などと同様、稀に下痢などの副作用が生じる場合があります。
・主成分である次亜塩素酸は食品添加物としても認められるほど安全性の高い成分で「財団法人日本食品分析センター」実施のもと行われた各種毒性試験においても優良な評価を受けています。
・様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。