コラム

2025.10.17

インビザライン中にホワイトニングはできる?|白い歯と綺麗な歯並びを同時に叶える方法

インビザライン中にホワイトニングはできる?|白い歯と綺麗な歯並びを同時に叶える方法

「矯正中でも歯を白くしたい」「治療期間をもっと有効に使いたい」――そんな方に注目されているのが、インビザラインとホワイトニングの併用です。透明なマウスピースを使うインビザラインは、実はホワイトニングとの相性も良く、治療中に口元の美しさを磨くことができます。

本記事では、インビザライン中のホワイトニングの仕組みやメリット・デメリット、注意点や進め方までをわかりやすく解説します。

1.インビザラインとホワイトニング、両立はできるの?

歯並びを整えながら、同時に歯も白くしたいと希望を持つ方は年々増えています。インビザライン矯正は透明なマウスピースを使用するため、ホワイトニングとの併用もしやすい治療法です。ここでは、両立の仕組みや注意点を詳しく見ていきましょう。

矯正とホワイトニング、同時にできるの?

「インビザライン治療中にホワイトニングをしても大丈夫ですか?」――これは矯正相談でよく聞かれる質問です。結論から言えば、正しい方法とタイミングを守れば併用は可能です。インビザラインのアライナー(透明なマウスピース)は、歯を覆う形状をしているため、ホームホワイトニングで使用する専用トレーとよく似ています。そのため、アライナーは専用設計ではないため原則は専用トレーを用います。材質やアタッチメントの有無などを踏まえ、担当医の判断で安全が確認できた場合に限りアライナーを併用する方法を検討します。

インビザラインは、1〜2週間ごとにアライナーを交換し、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。ワイヤーを使わないため、治療中も清潔で目立たないという利点があります。一方、ホワイトニングは歯の表面や内部の色素を分解して本来の白さを引き出す処置です。コーヒーやワイン、加齢などで沈着した黄ばみを除去し、白く見える場合があります。

同時進行のメリットと注意点

矯正とホワイトニングを同時に行う最大のメリットは、治療中も見た目の美しさを維持できることです。装置が目立ちにくいだけでなく、歯が白くなることで笑顔に自信が持てるようになります。また、歯並びが整っていくことでホワイトニング効果がムラなく均一に出やすいのも魅力です。歯列の重なりが解消されることで、薬剤が歯面全体にしっかり行き渡り、自然な白さを目指せます。

ただし、タイミングには注意が必要です。歯が動いている最中は歯根や歯ぐきに軽い負担がかかるため、知覚過敏が起きやすくなることがあります。ホワイトニング剤を強い濃度で使用すると、しみる症状が出やすくなるため、歯科医師の指導のもとで行うことが大切です。

安全に美しさを両立させるポイント

インビザライン治療中は、歯の移動段階やアライナーのフィット感などを確認しながらホワイトニングを進めるのが理想です。担当医と相談し、治療の進行に合わせたペースでホワイトニングを取り入れましょう。無理のないスケジュールで進めることで、歯並びと白さの両方を美しく保つことができます。

インビザラインとホワイトニングの併用をご検討中の方はご相談ください

2.ホワイトニングの基本を知ろう

白く美しい歯を手に入れるためには、まずホワイトニングの種類と仕組みを理解することが大切です。「どんな方法が自分に合うのか」「矯正と併用できるのか」を知ることで、安全で満足度の高い結果を得ることができます。

ホワイトニングの種類と特徴

ホワイトニングには大きく分けて、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用の薬剤と光照射を用いて短時間で白くする方法です。短時間で変化を感じる方もいます。一方、ホームホワイトニングは、歯科医師の指導のもとで自宅で行う方法で、時間をかけて自然な白さを引き出すのが特徴です。

マウスピースに低濃度の薬剤を入れて装着し、1日数時間〜就寝中に使用します。ホームホワイトニングは色の維持が比較的安定しやすい傾向があります。

インビザライン治療中の方には、このホームホワイトニングの考え方が近く、アライナーを応用して行うケースもあります。ただし、アライナーはホワイトニング専用トレーではないため、薬剤量や塗布位置の調整が必要です。歯科医師の確認を受けずに独自に行うと、ムラや知覚過敏を引き起こす可能性があるため注意しましょう。

歯の黄ばみの原因を知る

歯が黄ばんで見える原因は一つではありません。代表的なのは、食生活・加齢・生活習慣・遺伝などの要因です。コーヒーや紅茶、ワインなどの色素成分(ポリフェノール)は、歯の表面のエナメル質に付着して沈着します。また、加齢によって歯の内部の象牙質が濃くなることで、外から黄みがかって見えることもあります。

さらに、歯の透明感を支えるエナメル質がすり減ると、象牙質の色が透けやすくなるため、より黄色く感じられるのです。これらの要因を理解したうえでホワイトニングを行うことで、原因に合った適切なケアができます。

安全に白くするための基礎知識

ホワイトニングは、歯を削ったり人工的に色を塗ったりするのではなく、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤が酸素を放出し、歯の内部の着色成分を分解する仕組みです。つまり「汚れを落とす」のではなく、「色素そのものを化学的に分解する」方法なのです。

このプロセスを安全に進めるためには、歯ぐきの状態や虫歯・知覚過敏の有無を事前に確認することが欠かせません。歯の健康状態が整っていないまま薬剤を使うと、痛みやしみを感じる原因になるためです。

また、歯の白さには個人差があります。エナメル質の厚みや色味、元の歯質の性質によって、「その人にとって最も自然で美しい白さ」が異なります。目標を明確にし、歯科医と相談しながら進めることで、無理のないホワイトニングが可能です。

より詳しい治療内容や設備については、つじむら歯科医院の「ホワイトニング」ページをご参照ください。

3.インビザライン中にホワイトニングを行うメリット

歯並びの改善と白い歯の両立。この2つを同時に叶えたいと考える方が増えています。インビザラインは透明なマウスピースを使うため、ホワイトニングを組み合わせやすく、治療中も口元の美しさを保てるのが大きな魅力です。

アライナーをホワイトニングトレーとして活用できる

インビザラインで使用するアライナー(透明のマウスピース)は、歯にぴったりと密着する形状をしています。これは、ホワイトニング専用のマウスピース(トレー)と非常によく似た構造です。アライナーはホワイトニング専用設計ではないため、材質やアタッチメントの有無により適否が異なります。担当医の個別判断のもとでのみ実施します。

薬剤を少量塗布して装着するだけで、歯全体にホワイトニング剤が行き渡り、効率よく白くしていくことができます。専用トレーを作る手間が省け、矯正治療と同時に進められるのは大きな利点です。

ただし、アライナーはホワイトニング専用ではないため、薬剤の濃度や使用時間には注意が必要です。自己判断で使用すると変形やムラ、歯のしみなどを引き起こすおそれがあるため、歯科医師の指導のもとで行うことが前提となります。

矯正中でも笑顔に自信が持てる

ワイヤー矯正の場合、「装置が目立つから人前で笑いづらい」と感じる方も少なくありません。しかしインビザラインは透明で目立たないうえ、ホワイトニングを組み合わせることで治療中でも口元の美しさを維持できます。

歯が動くたびに整っていく見た目と、徐々に白くなっていく変化を実感できることで、モチベーションの維持にもつながります。特に人と接する機会が多い方や、写真に写る機会の多い方にとって、治療期間を「美しさを育てる時間」として楽しめるのは大きな魅力です。

また、白い歯は清潔感を高め、第一印象を明るく見せてくれます。「矯正中でも自然に笑える」という安心感は、日常生活や仕事の場面でも自信につながります。

歯列が整うことでホワイトニング効果が均一に出やすい

歯並びが乱れていると、重なり合った部分や歯の陰になる箇所には薬剤が届きにくく、ホワイトニングの効果にムラが出やすくなります。インビザラインで歯列が整っていくと、ホワイトニング剤が歯面全体に均等に作用しやすくなるため、自然で均一な白さを得やすくなります。

さらに、噛み合わせが改善されることでブラッシングもしやすくなり、ホワイトニング後の白さを長く維持しやすくなるのもポイントです。矯正とホワイトニングは、実は「見た目の美しさ」と「ケアのしやすさ」を同時に高め合う関係にあります。つまり、インビザライン中にホワイトニングを行うことで、仕上がりの美しさを最大限に引き出せるということです。

4.注意すべきタイミングと歯の状態

インビザライン中にホワイトニングを行う際は、タイミングを誤ると知覚過敏や装置のトラブルにつながることがあります。安全に効果を引き出すためには、歯や歯ぐきの状態をしっかり確認しながら進めることが大切です。

アライナー交換直後のホワイトニングは控える

インビザラインは、1〜2週間ごとに新しいアライナーに交換しながら歯を少しずつ動かしていきます。交換直後は、歯が新しい位置に慣れていないため、わずかな痛みや圧力を感じやすい時期です。このタイミングでホワイトニングを行うと、薬剤の刺激によって知覚過敏が起こりやすくなることがあります。

そのため、ホワイトニングを行うのはアライナーを装着してから数日後、歯が安定してきた頃が理想です。また、治療が進むにつれて歯の位置や表面の形状が変化するため、薬剤が均一に行き渡らないこともあります。歯科医師と相談し、アライナーの交換スケジュールに合わせて最も適したタイミングを見極めましょう。

歯ぐきの炎症や知覚過敏があるときは避ける

歯の健康状態が万全でないままホワイトニングを行うと、痛みや刺激を感じやすくなります。特に、歯ぐきの炎症・虫歯・歯石の付着・知覚過敏がある状態でのホワイトニングは避けるべきです。

薬剤に含まれる成分(過酸化水素など)は、健康な歯や歯ぐきであれば安全に作用しますが、炎症部位に触れると刺激を与えてしまうことがあります。そのため、ホワイトニングを始める前には必ず口腔内のクリーニングや検診を受けることが基本です。

歯の表面をきれいに整えることで、薬剤の効果も均一になり、より自然で透明感のある白さを得ることができます。もし治療途中で歯がしみたり痛みを感じた場合は、無理せず一時的に中断し、担当医に相談しましょう。

ホワイトニングの薬剤選びも重要

インビザライン中のホワイトニングでは、薬剤の濃度や成分にも注意が必要です。市販のホワイトニング剤の中には濃度が高いものや、研磨作用の強いタイプもあり、アライナーや歯の表面を傷めるおそれがあります。

矯正中の歯はわずかに動いており、歯根や歯ぐきに負担がかかりやすい繊細な状態です。そのため、刺激の少ない低濃度タイプや、歯科医院で処方される安全性の高い薬剤を使用するのが安心です。

また、歯の動きに合わせてホワイトニングの頻度や薬剤量を調整することも、トラブルを防ぐポイントです。自己判断で市販品を併用するよりも、歯科医師の管理下でカスタマイズされたホワイトニング計画を立てる方が、結果的に美しく長持ちする白さを得られます。

5.インビザライン中におすすめのホワイトニング方法

インビザライン治療中は、装置の構造や歯の動きに合わせた安全なホワイトニング方法を選ぶことが大切です。ここでは、矯正中でも無理なく行える3つの方法を紹介します。どれも歯科医の指導のもとで行えば、白さと健康の両立が可能です。

ホームホワイトニングとインビザラインの併用

インビザライン中のホワイトニングで最も一般的なのが、ホームホワイトニングとの併用です。インビザラインのアライナーは、歯列全体を覆うマウスピース型で、ホワイトニング専用トレーと構造が近いため、条件次第でそのまま利用できます。歯科医師の指示に従い、低濃度の薬剤を少量入れてアライナーを装着するだけで、歯列全体に薬剤が行き渡ります。短時間でも効果が出やすく、治療中の時間を無駄にせずに白さを育てることができます。

ただし、薬剤の濃度や使用時間を誤ると、アライナーの変形や知覚過敏の原因になる場合があります。そのため、必ず歯科医院で処方された専用ジェルを使用し、医師の管理下で進めることが重要です。適切なペースを守れば、歯並びの変化に合わせて自然な白さを保てます。

アライナー装着時間を活かした「ながらホワイトニング」

インビザラインは1日20〜22時間の装着が推奨されます。この時間を利用して、「ながらホワイトニング」を行うのもおすすめです。たとえば、就寝前に薬剤を薄く塗布して装着すれば、睡眠中にホワイトニングが進行します。これにより、生活リズムを崩すことなく、自然に白さを維持できるのがメリットです。

また、歯並びが整っていくにつれて、薬剤が均等に作用するようになるため、仕上がりもより自然になります。ただし、長時間の装着は薬剤の蒸発を防ぐ反面、歯ぐきへの刺激が長引くリスクもあります。医師の指示通りの時間を守ることが、美しさと安全性を両立させるコツです。

歯科医院でのクリーニングを組み合わせる

ホワイトニングの効果を高めるためには、定期的な歯のクリーニング(PMTC)も欠かせません。歯の表面にプラークやステインが残っていると、薬剤がうまく浸透せず、白くなりにくくなります。とくにインビザライン治療中は、アライナー内にわずかな汚れが残ると、着色の再付着やムラにつながることがあります。そのため、定期的にプロのクリーニングを受け、歯面を清潔な状態に保つことが理想です。

さらに、クリーニングによって歯ぐきの炎症を防ぐことで、ホワイトニング剤による刺激を最小限に抑えることができます。矯正とホワイトニングを並行する場合、「ホームホワイトニング+定期クリーニング」のセットが、最もバランスの取れた方法といえるでしょう。

6.矯正とホワイトニングを同時に行う際の注意点

インビザラインとホワイトニングを同時に行うことで、美しい仕上がりを目指せますが、歯の動きや薬剤の作用を考慮しないと、トラブルにつながることもあります。ここでは、矯正中にホワイトニングを安全に進めるための3つの注意点を解説します。

薬剤の扱いと濃度管理に注意する

ホワイトニング剤には、過酸化水素や過酸化尿素などの漂白成分が含まれています。これらは歯の着色を分解する効果がありますが、濃度が高すぎると歯や歯ぐきに刺激を与えることがあります。特にインビザライン治療中は、歯が動いているため一時的に神経が敏感になっており、知覚過敏が起こりやすい時期です。そのため、濃度の高い薬剤を長時間使用するのは避け、歯科医師の指示に基づいて使用時間を守ることが重要です。

また、自己判断で市販のホワイトニング製品を使用するのも控えましょう。市販品は濃度や成分が異なるため、アライナーとの相性が悪い場合があります。アライナーが変形したり、薬剤が均一に広がらずムラができたりすることもあるため、必ず歯科医院で処方されたジェルを使うことが安全で確実です。

アライナーの清掃と保管を丁寧に行う

インビザラインのアライナーは毎日長時間使用するため、清潔に保つことがホワイトニング効果にも直結します。アライナーの内側に歯垢やステインが残っていると、薬剤が均等に作用せず、色ムラや再着色の原因になります。そのため、装着前後の洗浄は欠かせません。

基本はぬるま湯と専用クリーナーで優しく洗うこと。熱湯や歯磨き粉の使用は、アライナーを傷つけたり変形させたりする恐れがあるため避けましょう。また、使用していない時間帯は必ず専用ケースに保管し、直射日光や高温多湿を避けることも大切です。アライナーを常に清潔な状態に保つことで、ホワイトニング効果を最大限に引き出すことができます。

ホワイトニング中の飲食習慣に気をつける

ホワイトニングを行っている期間中は、色の濃い食べ物や飲み物を控えることがポイントです。薬剤によって一時的に歯の表面が敏感になっており、着色しやすい状態になっています。コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレー・チョコレートなどは代表的な着色の原因です。どうしても摂取したい場合は、アライナーを外した状態で飲食し、すぐに水で口をすすぐなどの工夫をしましょう。

また、ホワイトニング直後は酸性飲料の頻回摂取を避け、摂取時は水ですすぐなどの工夫をおすすめします。歯の表面が脱灰しやすくなっているため、酸がエナメル質にダメージを与える可能性があります。ホワイトニングと矯正を同時に進めるときほど、日常のケアや食習慣の見直しが結果を左右するといえるでしょう。

7.よくある質問Q&A(ホワイトニング×インビザライン編)

インビザライン中のホワイトニングに関しては、「本当に同時にできるの?」「しみたりしない?」など、患者様から多くの質問をいただきます。ここでは、特によく寄せられる3つの質問について、歯科医の立場から分かりやすくお答えします。

Q1. インビザライン治療が終わるまでホワイトニングは待った方がいい?

いいえ、タイミングを選べば治療中でもホワイトニングは可能です。ただし、歯が大きく動いている初期段階では、知覚過敏やムラが出やすい場合があります。そのため、矯正の動きが安定してきた中盤以降、または最終段階に入ってから始めるのがおすすめです。

特に、アライナーのフィットが安定しているときは薬剤が均等に行き渡りやすく、自然な白さを目指せます。また、矯正が終わる頃に仕上げとしてホワイトニングを行うことで、歯並びと白さの両方を整えた理想的な笑顔を完成させることも可能です。治療の進行に合わせたタイミングを歯科医師と相談しながら決めるのがベストです。

Q2. ホワイトニング中に歯がしみたり、痛くなったりしませんか?

ホワイトニングの薬剤には、歯の内部にある色素を分解する作用があるため、一時的に歯がしみることがあります。特にインビザライン中は歯が動いているため、歯根膜や神経が敏感になっている方もいます。このような場合は、使用する薬剤の濃度を下げたり、装着時間を短くするなどの調整が必要です。

歯科医院で処方されるホワイトニングジェルには、知覚過敏を抑える成分(硝酸カリウムやフッ素など)を配合したタイプもあります。これらを併用すれば、刺激を最小限に抑えながら安全に白くすることができます。また、ホワイトニング後はすぐに冷たい飲み物を避け、歯の再石灰化を促すケアを行うと良いでしょう。知覚過敏が出た場合はいったん中止し、低濃度剤や使用間隔の調整などを担当医と相談してください。

Q3. アライナーをつけたままホワイトニングジェルを入れてもいい?

基本的には可能ですが、薬剤の量と位置の管理が非常に重要です。アライナーはホワイトニング専用に作られていないため、薬剤を多く入れすぎるとアライナーの縁から漏れ出し、歯ぐきに刺激を与えることがあります。また、薬剤が均一に広がらないと、部分的に白くなりすぎたりムラが生じる原因にもなります。

そのため、歯科医師の指導のもとで、1回あたりのジェル量を調整し、塗布範囲を明確にしておくことが大切です。もし自己判断で行う場合は、ジェルの量を米粒1つ分程度にとどめ、歯ぐきに直接触れないよう注意しましょう。使用後は必ずアライナーを水で丁寧にすすぎ、残った薬剤を完全に落とすことがポイントです。

8.白さを保つための生活習慣とケア

ホワイトニングで得た白さは、日々の生活習慣やケアの仕方で持続期間が大きく変わります。せっかく手に入れた美しい白さを長持ちさせるために、毎日の食事・ケア・通院の工夫を見直してみましょう。

着色を防ぐ食生活を意識する

ホワイトニング直後はエナメル質表面の透過性が一時的に高まり、着色が付着しやすい時間帯があります。このため、色素を含む飲食物が沈着しやすくなります。コーヒー、紅茶、ワイン、カレー、チョコレート、しょうゆなどは代表的な着色原因です。これらを摂取した後は、できるだけ早めに水で口をすすぐか、歯を磨くようにしましょう。

特に酸性の飲み物(炭酸飲料やスポーツドリンクなど)は、歯の表面を軟化させやすいため注意が必要です。摂取する際はストローを使い、歯との接触を減らす工夫をすると安心です。また、歯を強化するためにカルシウムやリンを多く含む食品(乳製品や小魚など)を取り入れると、歯の再石灰化が促され、ホワイトニング効果を長く保つ助けになります。

毎日のブラッシングとアライナーケアを丁寧に

ホワイトニング効果を長持ちさせる最大のポイントは、日々の正しいブラッシング習慣です。着色を防ぐためには、食後30分以内に歯を磨くのが理想的。ただし、食後すぐに強く磨くとエナメル質を傷つけることがあるため、軽くうがいをしてから数分おいて磨くのがベストです。歯磨き粉は研磨剤の少ないホワイトニング対応タイプを選びましょう。

また、インビザラインを使用中の方は、アライナーのケアも重要です。汚れが残ったまま装着すると、アライナー内で着色や菌の繁殖が起こりやすくなります。毎日、ぬるま湯と専用クリーナーで優しく洗浄し、透明感を保つようにしましょう。アライナーが清潔であればあるほど、ホワイトニング後の白さも維持しやすくなります。

定期的なメンテナンスとリタッチホワイトニング

ホワイトニングの効果は永久ではありません。歯の表面は日常生活の中で少しずつ再び着色していくため、定期的なメンテナンスが欠かせません。3〜6か月ごとに歯科医院でクリーニングを受け、歯石やステインを除去しておくと、白さの後戻りを防げます。

また、ホワイトニング直後の白さを長期間保ちたい場合は、リタッチ(再ホワイトニング)を取り入れるのもおすすめです。短時間で効果を取り戻せるため、初回よりも刺激が少なく負担も軽いです。歯科医師と相談しながら、年に1〜2回のリタッチを習慣にすることで、常に自然で透明感のある白さをキープできます。

9.歯の美しさは整える+磨くで完成する

美しい口元とは、単に歯が白いだけでも、歯並びが整っているだけでもありません。歯の位置・形・色が調和してこそ、自然で魅力的な笑顔が生まれます。ここでは、インビザラインとホワイトニングを組み合わせることで得られる総合的な美しさについて解説します。

歯並びを整えることで白さが引き立つ

歯が重なったり、傾いていたりすると、光の反射が不均一になり、白く見えにくくなります。インビザラインによって歯列が整うと、歯の表面が均一に並ぶため、光をきれいに反射し、白さがより際立つようになります。

また、歯が正しい位置に動くことで、歯ブラシやフロスが届きやすくなり、着色汚れの再付着も防げます。つまり、「歯並びを整える=ホワイトニング効果の持続にもつながる」ということです。矯正とホワイトニングはそれぞれ単独でも効果的ですが、両方をバランスよく取り入れることで、見た目にも健康にもプラスの相乗効果を生み出します。

白く磨かれた歯が整った歯列を際立たせる

一方で、ホワイトニングによって歯が白くなると、歯並びの整い方や形の美しさがより印象的に見えるようになります。たとえば、矯正によって前歯が自然なアーチを描くと、その白さが光を均等に反射し、透明感のある印象を与えます。

また、白い歯は清潔感だけでなく、口元全体を明るく見せ、肌のトーンまで引き立てる効果もあります。インビザラインとホワイトニングを同時に行うことで、歯並びと白さのバランスがとれた本来の美しさを引き出すことができるのです。とくに透明感のあるナチュラルホワイトは、無理に「白く見せる」よりも上品で自然な印象を与えます。

美しい口元がもたらす心理的な変化

歯の美しさは、見た目だけでなく心の自信や表情の明るさにも大きく影響します。歯並びが整い、白く輝く歯を手に入れると、人前で自然に笑えるようになり、会話や写真撮影のときも堂々とできます。心理学的にも、笑顔は相手に好印象を与えると同時に、自分自身のストレスを軽減する効果があるといわれています。

そのため、歯の美しさを追求することは、単なる審美的な改善にとどまらず、自分らしい笑顔を取り戻すための第一歩といえるでしょう。さらに、歯を丁寧にケアする習慣が身につくことで、全身の健康意識も高まりやすくなります。歯を整え、磨くという日々の積み重ねが、心と体の両方を健やかに保つことにつながるのです。

10.白く美しい歯並びを叶えるために:インビザラインから始めよう

歯並びを整えることは、見た目の美しさだけでなく、清潔さや自信にもつながります。そして、インビザラインは歯並びを整えながら白い歯を守ることができる矯正法。ここでは、美しい笑顔を叶える第一歩として、インビザラインが選ばれる理由を紹介します。

見た目の自然さと快適さを両立できる

インビザラインの特徴の一つは、装置が透明で目立たないことです。仕事中や人前でも気づかれにくく、日常生活をほとんど変えずに矯正を進められます。また、取り外しができるため、食事や歯磨きも普段通り行うことができ、清潔に保ちやすい点も大きなメリットです。

ホワイトニングと併用する際も、マウスピースを使うため薬剤がムラなく行き渡りやすく、美しさと衛生面を両立できるのが特徴です。見た目に配慮しながら歯並びを整えたい方にとって、インビザラインは有力な選択肢の一つといえます。

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正しい噛み合わせと健康的な白さを同時に育てる

歯並びが整うことで、ブラッシングやフロスがしやすくなり、歯垢の蓄積や着色のリスクが減少します。これにより、ホワイトニングで得た白さも長持ちしやすく、白くて健康な歯を維持しやすくなるのです。

さらに、正しい噛み合わせが整うと、歯や歯ぐきにかかる負担が均等になり、歯周病や歯の摩耗を防ぐことにもつながります。噛み合わせの改善は、歯や歯ぐきへの過度な負担の軽減に寄与する可能性があります。審美性と機能性、どちらもバランス良く叶えられることが、選ばれることがある理由です。

自分に合ったペースで理想の笑顔へ

インビザライン治療は、一人ひとりの歯並びや生活スタイルに合わせて計画を立てるオーダーメイド矯正です。通院の頻度も比較的少なく、自宅でのケアを中心に進められるため、忙しい方でも無理なく続けられます。

また、ホワイトニングと併用することで、治療過程そのものが見た目の変化を楽しむ時間になります。鏡を見るたびに少しずつ整っていく歯列と、増していく白さを実感できるのは、インビザラインならではの魅力です。

「歯並び」と「白さ」を同時に整えることは、単なる美容ではなく、自分の笑顔に自信を取り戻すこと。その第一歩を踏み出す手段として、インビザラインは信頼できるパートナーになるでしょう。

インビザラインについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

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伊勢原市にある再発率0%を追求した見えない非抜歯専門クリニック
『 つじむら歯科医院 』
住所:神奈川県伊勢原市小稲葉2204−1
TEL:0463-95-8214

 

【監修者情報】
つじむら歯科医院グループ総院長 辻村 傑 

《公式facebookアカウント》

【略歴】
1993年 神奈川歯科大学 卒業
1995年 つじむら歯科医院 開業
1997年 医療法人社団つじむら歯科医院 開設
2008年 神奈川歯科大学生体管理医学講座 薬理学分野大学院
2010年 南カリフォルニア大学卒後研修コース修了
2010年 南カリフォルニア大学客員研究員
2010年 南カリフォルニア大学アンバサダー(任命大使)
2012年 ハートフルスマイルデンタルクリニック茅ヶ崎 開業
2012年 UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校卒後研修コース修了
2013年 インディアナ大学 歯周病学インプラント科客員講師
2014年 インディアナ大学医学部解剖学 顎顔面頭蓋部臨床解剖 認定医
2017年 iDHA 国際歯科衛生士学会 世界会長就任
2020年 iACD 国際総合歯科学会 日本支部会長

【所属】
IIPD国際予防歯科学会認定医
日本抗加齢医学会認定医
日本歯科人間ドック学会認定医
日本口腔医学会認定医
セカンドオピニオン専門医
DGZI国際インプラント学会認定医
日本咀嚼学会会員
日本保存学会会員
日本全身咬合学会会員
日本口腔インプラント学会会員
国際歯周内科学研究会会員
日本口腔内科学研究会会員
日本床矯正研究会会員
神奈川矯正研究会会員
日本臨床唾液学会会員
NPO法人歯と健康を守ろう会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
伊勢原市中央保育園学校歯科医
日本食育指導士
健康咀嚼指導士

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